千と万のレビュー
7点 クランベリーさん
「よつばと」のよつばちゃんが中学生になったら……的な感じの作品。
もちろんよつばちゃんとこのヒロインの詩万ちゃんとでは性格が全然違うんだけど、でも作品の全体的な雰囲気としてはやっぱり「よつばと」っぽいかな。
他の方も書いているとおり、エピソードがいちいち中学生っぽくて可愛い。
思春期真っ盛りで反抗期にも片足を踏み入れた年頃の詩万ちゃん。お父さんのすること為すことにいちいちイラッとしたりなんかして。本当に多感な時期なんですよね。コロコロと変わる表情なんかも含めてその辺りがすごく上手く描写されているなと思う。
志村貴子さんの作品みたいな特殊な思春期のお話じゃなくても、普通の子の普通の思春期の何気ないお話でも、見せ方が上手いからとっても面白い。読んでいて全く嫌な気持ちにならないのも高評価。
詩万ちゃんが可愛いな。でも一番可愛いのは那由ちゃんだったり。お父さんが25歳の時に詩万ちゃんが生まれたと仮定しても、いま詩万ちゃんは中一(13歳)なのでお父さんは38歳、その妹の那由ちゃんもやっぱり現在の私よりだいぶ年上だろな。それであの可愛さはずるい。秘訣を教えてほしい。
こういうの読んでると自分の中学生の頃とか思い出しちゃったりして本当に身につまされますよね。
お父さんお母さん、あの頃はいろいろとごめんねー。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-07-21 21:39:00] [修正:2014-07-21 21:39:00] [このレビューのURL]
6点 臼井健士さん
父子家庭で中学生の娘と父親の日常を描く。
冒頭の1話からいきなり娘が「初潮」を迎えるなど衝撃の展開。
お母さんがいない父子家庭のため、思春期の娘と父親の衝突が必然。
何気ない日常の中にも事件はあり、そこにドラマがあるのだと知れる。第一巻はまだプロローグ的な人物紹介が主。
今後の続巻に大いに期待が出来ると思います。
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[投稿:2013-06-30 19:59:25] [修正:2013-06-30 19:59:25] [このレビューのURL]
6点 ルリヲさん
若干空回ってて、娘と微妙に噛み合わない、でもなんだかんだ娘大好きなお父さんと、思春期っぽい生意気さと素直な可愛さを出してる娘2人暮らしのお話。
まずなんといっても詩万が可愛い。エピソードがちゃんと中学生っぽいのも面白い。
遊びに行った相手のお母さんの空気についていけない、出前の電話で上手くしゃべれない、気になる男の子に顔を赤くする、嫌々父の日のプレゼントを買う、など読んでて微笑ましかった。お風呂掃除したりなんだかんだいい子なのも好感。
お父さんは・・・もうちょっと頑張れ。娘大好きなのが可愛い。
後は絵がいい。ただ上手いだけじゃなくて表情から感情が伝わってくるのが読んでいて楽しい。
まだ1巻なのでこれからどういう風に話が進んでいくか期待。
個人的にはあんまり恋愛を絡ませず、お父さんと2人仲良く暮らしていって欲しい。
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[投稿:2013-06-30 14:18:33] [修正:2013-07-01 23:02:40] [このレビューのURL]