「ずんどこpon」さんのページ

総レビュー数: 28レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年09月29日

9点 寄生獣

これは、漫画好きな人にとっては踏み絵的な存在だと思う。
いかにこのマンガに対する評価が低い人でも、満喫にこの
マンガが無かったり、「自称マンガ好き」がこのマンガを
読んで無かったら違和感を覚えるはず。
内容はこれだけの人のレビューがあるので語らないが、
これ以降の作品に影響を受けない事を不可能にした
金字塔である事だけは間違いない。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-05 13:05:55] [修正:2008-10-05 13:05:55] [このレビューのURL]

9点 Damons

[ネタバレあり]

米原作品をちゃんと見たのは初めて。ココはたまにチャンピオンで読んでました。
読んだ人全員が言うであろう「ラスボスがひどい」というのは当然マイナス要素ですが、それを補って余りある熱気があの漫画にはあった。最大の問題はラスボスの強さがよく解らない事と急なスケールアップについていけなくなった事かな。(この問題はREDでもあった)

それから2人目のボス、ラフィンも要修正だと思う。
スゴイ玩具を持った只のバカガキだったので、他のボス達との死闘で感じたような危機感が無かった。
これがセロ並みの奇術と理解不能な不気味さを持ち、ブロードウェイの頂点に妖しく輝くキャラだったら面白かったのに。
最初のボス、銃帝ジェスト・ローレンスのカッコ良さは飛び抜けている。エミネムの曲とか似合いそう。
主人公の魅力が最後まで色褪せないのも良かった。人間的な感情を断ち切り、復讐鬼に徹しようとするが「人との繋がりが自分の強さ」と気付き、真っ向から認め、少年に謝るところは良かった。
他の復讐モノの主人公、レッドやガッツも武骨な優しさを持ち合わせているけど、このカッコ良さは立派な夫であり父であったヘイトにしか出せないと思った。
腕を失ったヘイトが口に咥えたドライバー一本で城壁を登ろうとする鬼気迫る執念には鳥肌が立ったし、同じゼスモス使いであるスワロウの回想シーンで妊婦が腹を殴り付けながら「要らない!産まれてくるな!」と胎児のスワロウに怒号を飛ばすシーン(胎児なのに涙を流す!)にも涙が止まらなかった。
要所要所に良いシーンやエピソードが非常に多く、この作品程「修正版を読みたい!」と思ったマンガは初めてかも。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-29 14:27:24] [修正:2008-09-29 17:34:09] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

傑作だと思う。
コレ読んでしばらくは東北にエロい村があるはずと思っていろんな人に聞いて回った笑
フリーセックスに関しては、エスキモーや明治頃までの日本とかが思い浮かぶが、世界各地でこのような風習はあったはず。
R・A・ハインラインの小説を読めばこういう風習も大抵の人は肯定的に受け止められるようになると思う。
大らかで、仲間意識が強く、頑なに外の人達を受け入れない。
だけど生きる力に溢れていて底抜けに明るい。
そんな魅力的な村人達が確かに存在していたんじゃないかと感じさせてくれた。実際田舎の人のノリってあんなんだしね。
都会の男の子と村の女の子の恋も良かった。お互い不本意な初体験を終え、サプライズSEX。別れの後も何年もお互いに想い合っていたのが伝わってきた。
体の繋がりの後に想いが繋がり絆になるのは、この村と風習ならではの事だと思う。
物語の中では作者が実際に体験した話という事になっているが、どうなのだろう?それだけが気になる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-29 14:50:06] [修正:2008-09-29 14:50:06] [このレビューのURL]