「はるき」さんのページ

総レビュー数: 24レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年05月27日

8点 ROOKIES

このマンガ、個人的には不良たちが少しづつ川藤に心を開いて野球に取り組み始める前半の方が、後半の試合よりも楽しめたんです。

で、何でかなって考えて思ったのが、普通の野球マンガで描かれるのが「野球の試合、練習を通して様々な経験を積み成長する姿」なのに対して、ROOKIESで描かれているのは「夢を見出せず何となく不良となった少年たちが、川藤との出会いをきっかけに熱中できるものを見つけて少しづつ成長する姿」だからなのかなと思いました。
要は野球はあくまで成長の過程を描く手段なんじゃないかなぁと。

それだけに技術の向上、試合結果がついてくるのがとんとん拍子過ぎて、描かれていることがぼんやりしてしまっているのがもったいない気がします。
ただ掲載されていたのが少年誌である以上、野球での盛り上がりも必須だと思うので、その辺りのバランスを上手くとってまとめられた作品だと思います。

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[投稿:2010-05-15 23:36:42] [修正:2010-05-15 23:36:42] [このレビューのURL]

他の作品以上に、うすた京介というマンガ家の「笑いのセンス」がねじ込まれたマンガだと思います。

強烈なキャラクターもたくさん出てくるのですが、
それ以上に言葉のチョイス・擬音・動きなど感覚的な面白さが満載です。

面白いギャグマンガを描く漫画家さんって、
なぜか割とマイナーな雑誌でページ数も少なく連載しているイメージがあるのですが、
週刊少年ジャンプにてこれだけ長期間「ギャグマンガ」というジャンルの最先端を突っ走り続けている、
うすた京介の面白さが余すことなく詰め込まれたマンガです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-27 23:26:21] [修正:2010-05-08 00:03:14] [このレビューのURL]