「パンプキン」さんのページ

総レビュー数: 11レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年06月28日

一目見てただのギャグ漫画だと思われてしまうことが非常に惜しい、凄い熱量を持った少年漫画のお手本のような作品。ジャンプ版あしたのジョーと言ってもいいかも知れない。

馬が喋ったりギャンブルしたりという突飛な世界観の裏にある確かな競馬知識と、確かな描写力が物語に厚みを加えている。

親分やライバルの意思を背に、鼻水たらしながらも必死に駆ける不細工なたれ蔵の姿は本当にかっこいい。今のジャンプにこそこういう漫画は必要だ!

(後、この人のモブキャラの描き方は革新的すぎる…笑)

78点

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-26 17:47:21] [修正:2010-07-30 23:09:26] [このレビューのURL]

20年も前に連載されながらいまだに全世界で絶大な人気を博している本作。正直、今この漫画を読み返してもストーリー展開なんかにはほとんど魅力を感じられない。

それでもこの漫画が愛され続けてやまないのは類稀なる画力、デザインセンスとそれにより描かれるバトル漫画の基礎がこの一作に丸ごと全部詰まっているからなんだろう。

手から気を打つ方法や覚醒の描き方、空間的な戦闘描写。そしてピッコロ、フリーザ、セル、ブー等の親しみやすくも圧倒的な強さを感じさせる魅力的な化物(敵)の数々。

日本における少年バトル漫画の革命家たる鳥山明。この先何十年経とうともこの人の漫画は受け継がれていくんだろうなぁ。

64点

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-26 18:15:06] [修正:2010-07-26 22:48:49] [このレビューのURL]

漫画史上屈指のラストシーン。
ジョーという男の生き様。あのページにはその全てが詰まっている。

85点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-27 22:04:07] [修正:2010-07-26 17:48:13] [このレビューのURL]

今までいろいろなサッカー漫画を見てきたが、その中では
ダントツ。バスケ漫画におけるスラムダンクくらいの位置づけに
なりうる名作だと思う。

とにかくこのジャンルの過去の名作の良いところだけを集めて
昇華させたような漫画。
俺フィーのような漫画的熱さに加えてオレンジ、オーレ等のフロントやファン、経営者等の様々な視点からのサッカー描写。

その上キャラも個性豊かでポップな絵も相俟ってこの作品を
さらに魅力的にしている。

自分は野球派だが、この漫画を読むとサッカーも実際に見に行きたくなってきてしまう。観客の、スタジアム全体の熱狂が漫画を通して伝わってくるから。
スポーツ漫画においてそのスポーツの魅力を伝えられるかどうかは自分の中では特に重要なポイントだがその点においてはこの漫画は本当に素晴らしい!

サッカー漫画どころかスポーツ漫画の傑作!

82点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-28 18:39:49] [修正:2010-07-26 17:08:41] [このレビューのURL]

星の数ほどある野球漫画の中でも数少ない「野球」という
スポーツを描いてる漫画だと思います。


ジャイアントキリング等と同じく、この漫画が同ジャンルの
他作品より優れている点は多くの視点からスポーツ(ここでは高校野球)を描いている事です。
選手や監督はもちろん、父母たちやOB会、学校経営者等の様々な思いが交錯する様が、面白さにつながっているんじゃないでしょうか。


肝心の試合にしても戦術が多彩で現実でありえる範囲でのスーパープレイ等、一野球ファンとして非常に胸を揺さぶられます!


あとこの漫画の面白いところは嬉しい誤算も作中でたまに出してくる事。
例えば、普通スポーツ漫画なんかでは戦術を無視し独り歩きする選手は失敗する事が多いと思うのですが難なく結果を出してしまったり、相手が試合のクライマックス、重要な局面で伏線もなくまさかのポカミスをし出したり。
そこがまた、作品をリアルに見せている。

なおかつ野球漫画の王道展開も盛り込んでいるので、幅広い層にオススメな漫画です。

77点。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-07-28 18:07:23] [修正:2010-07-26 17:08:04] [このレビューのURL]

作者は嘘をつくのが上手い!

いろいろな都市伝説や逸話を引用して、半ば無理矢理に格闘技に結びつけちゃってます。

現実にはあり得ないけれど作品の世界観と相俟って無理やり納得させられてしまうような
そんな言葉の説得力や力強さがあります。


また、この作者は

漫画とはジェットコースターのようなもの。後に何も残らなくても、乗っている間が楽しければそれでいい!

と云うような感じの事を言ってましたが、良くも悪くもまさにそれを体現している漫画です。後の続編ではそれがさらに顕著になってます…


あとサブキャラも非常に魅力的なんで見てて飽きないです。他の格闘漫画だったらボスとしてなりたちそうなキャラ同士が贅沢にも早い段階でつぶし合ったりするんですから

というか主人公が一番魅力ないですね…笑
強さの説得力が他キャラに比べ薄い気がします。後の続編では(ry


とりあえず絵で毛嫌いせずに一度読んでみてください!読んでる間はきっと楽しめるはず


76点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-28 22:09:41] [修正:2010-07-26 17:02:59] [このレビューのURL]

ブラックジャックと笑うセールスマンを足して2で割って
萌えを少々加えたような漫画。

1話完結のストーリーに数々のパロディや皮肉、ブラックユーモアがちりばめられていて毎回飽きさせない。
主人公ふらんのグロかわいさや、ちょっとねじ曲がった倫理観が
際立つ新感覚ホラー。

ちなみに、表紙だけ見て、中身を見ずに買った人は後悔するかも…
あれは、読者層から、完全に外れてると思う。笑
作者の底意地の悪さが伝わってきてあれはあれで面白いけど

71点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-02 00:30:04] [修正:2010-07-26 16:58:41] [このレビューのURL]

3点 アガペ

一つの作品が崩壊していく様を見たいならこの漫画がオススメ!

出だしの1巻は導入としては中々良かったのですが、そこから徐々に亀裂が生じてきて、3巻あたりからの暴走っぷりがもう凄い!作者(作画の方)も開き直って自ら壊しにかかる始末。
表紙を見るだけでもその様子が少しはわかるはず

ここまでくるとむしろ清々しい!

石黒正数という、後にネムルバカやそれ町等のバランスのとれた良作を書いている作者だからこそ、さらに本作の異端さが際立ってます。
もはやカルト漫画と言っても過言じゃないかも


作者は不本意かも知れませんが一風変わった漫画が読みたい人は
どうぞ!

28点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-29 04:05:09] [修正:2010-07-20 04:26:48] [このレビューのURL]

怪作。この一言で済ませたくなるような漫画。
少年誌の看板作家がこれを書いたのだから驚き。しかもわざわざ青年誌で


内容に関してはお世辞にも面白い等とは言えませんが(笑えますけど)
この作者の常に読者の予想を超えていこうとする姿勢が凄く好きです!

本編と同じくセリフのセンスは光っているのでちょっと高めに配点。


それにしても作者のファンを含めて誰もが喜ばないような珍作をこんなに堂々と売り出すなんて秋田書店くらいにしか出来ない芸当だと思います…笑

23点

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-28 21:28:53] [修正:2009-09-13 12:10:09] [このレビューのURL]

名作ドロヘドロの林田球の連載デビュー作。正直作者のファン以外にはあんまりオススメは出来ないです。

このころから作者独特の奇妙でセンス抜群のキャラデザや背景、それらが織りなす不思議な世界観の片鱗は見せてます。
もちろんコミカルなグロ描写も健在。

ですが…

如何せん現在と比べて完成度が低くまだ荒削りな印象を受けます。

ラストも打ち切りで無理やり締めたような感じでしたし…


今は絶版となっているマガジンZ版には作者のインタビューも
乗っているので、ファンアイテムとしての価値は高いかも。

54点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-28 20:05:53] [修正:2009-07-28 20:05:53] [このレビューのURL]

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