「もずく酢」さんのページ

総レビュー数: 7レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年04月30日

これは一つの、青春。
プンプンは一見、鳥のような可愛らしい生き物ですが、どうやら同級生には普通の人間に見えているようですね。物語の主軸は、そんなプンプンが小学生から現在、高校生になった所までの日常が描かれています。
そういう意味では、作家の「プンプンは誰にでも当てはまって、誰でもないもの」という意図を感じることが出来ます。
しかし、描かれている日常はあまりにも退廃的で、残酷。次々とプンプンの純朴だった心を壊していきます。プンプンは悩み、苦しみ、現実を受け止めることさえままなりません。
でも、それこそがティーンの青春なんじゃないかと思います。なかなかに重たく、解りづらい物語ですが、一読してみるのはいいんじゃないでしょうか?

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[投稿:2010-04-30 14:18:51] [修正:2010-04-30 14:18:51] [このレビューのURL]

6点 蟲師

不可思議な生き物と人との物語。
ムシという物のことが下敷きにありますが、必ず人間の「心のありよう」が物語りテーマとなっています。主人公のギンコの目を通して、人が人として苦しんだり喜んだり、悲しんだり…という、悲哀が描かれています。
熱くて何度も読み返す!!…と言う物ではないですが、ふとした折に10巻まとめて読みふけって、まったりとした時間を得たり出来ます。
絵柄は独特ですが、不思議とあの頼りなさそうな作画が物語感にぴったりです。ギンコの中立的な性格も、とても魅力的ですね!そして、意外に熱い男…!!

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[投稿:2010-04-30 14:04:21] [修正:2010-04-30 14:04:21] [このレビューのURL]

まず、作画が好きです! アクションの見せ場なんかは映画を見ているような臨場感があります。描き込まれた絵にとても感動します。物語も、丁寧にじっくりと描かれる作家さんだと思っているので、これからもじっくりと描いて頂きたいです!
物語の進行速度は、史実物と云うこともあって終わりがどのポイントか解りませんから、読めないのですが。腰をすえて読みたい作品です。
私個人は、主人公のトルフィンがどうなるのか、ひたすらに気になっています。恐らく円卓の騎士地点まで到達するとは思うのですが…いかんせん、あの史実のバックボーンを人並みにしか知らないので、先が読めません…イイ意味で!!

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[投稿:2010-04-30 13:57:38] [修正:2010-04-30 13:57:38] [このレビューのURL]

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