「NINTOKU」さんのページ

総レビュー数: 2レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年05月18日

この作品は私にとって初めて集めた漫画でありますので多少偏ったレビューになってしまうかもしれませんがお許し願います。
まず冨樫先生の漫画の見所は「人の感情の表現法」と「難しい設定のなかでの説得」だと思います。冨樫先生の書くキャラは様々な状況においてキャラの個性を活かす「顔」が描かれています。この顔がなんといってもいい。主人公のゴンの真っすぐな素直さやキルアのやんちゃで頭の回転が早く、時に見せる殺し屋としての性格も説得力を帯びて表現されていると思います。

次に難しい設定のなかでの説得というのは最初に作者が設定したルールからできるだけはみ出さずに物語が進行することです。特に一般的な漫画のキャラの能力については巻が増すごとに後付けが多くなってくるものなんですがハンターハンターは読んでいてあまり意識しません。冨樫先生が本当によく考えて書いている証拠です。凄いです。

しかし、現在のキメラアント編は怪しくなってきましたね。特にゴンが…ゴン。

さて長くなってしまいましたが、絵については……これはカットで笑

終わらせ方が非常に気になる作品。最後まで書いて下さいよ、冨樫先生!

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[投稿:2010-05-19 22:55:43] [修正:2010-05-19 22:55:43] [このレビューのURL]

この作品も10年が経ちました。私は中学から読み始め、現在大学生で来年から社会人です。
しかし、作中のナルトはまだ16歳です。そんな若い歳で常に死が付きまとう世界にいるナルトが友であるサスケを殺す覚悟を決めるのに時間をかけ悩むのは当然ですしサスケが復讐に取り憑かれるのも若さ関係しているかもしれないと感じます。なのでナルトの気持ちの整理の時間をグダグダと称したり、サスケの行動に批判している人の気持ちがしりません。またパワーインフレや後付け、ご都合主義は確かにあります。しかし、10年という歳月のなかでここまでしっかりした内容、テーマを書いている岸本さんは尊敬に値します。2部が酷いという意見もありますが1部と2部では岸本さんが描こうとしている視点が変化していますので1部と同じ読み方をしていると確かに違和感を感じます。特に忍術の深み、世界の広げ方は2部では顕著です。
長々と語ってしまいましたが読み応えがある作品です。
終わりを迎えるまで付き合うつもりです。

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[投稿:2010-05-18 03:51:57] [修正:2010-05-18 03:51:57] [このレビューのURL]

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