「くろし」さんのページ

総レビュー数: 13レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年05月22日

傑作であり、怪作です。
登場人物のセリフ、行動、すべて熱い。熱すぎてある種の滑稽さを感じる。それも爆笑を伴うレベル。
しかしそれでいて、しっかり面白いです。
終始緊張の繰り返しで、全28巻中ダレる事が一切ありませんでした。
心から凄まじい漫画だったと思います。

登場人物に濃いキャラが多いのも魅力。
脇役のキャラ立ち過ぎて、主人公コンビが一番影薄い程。
特にライバルの、警察署長柿崎のぶっ飛んだキャラは漫画史に残るレベル。

知名度は低いですが、おそらく様々な漫画家に影響を与えたであろうと思います。

多くの人に読んでもらいたいんですが、現在品薄なようで、なかなか手に入らないのがネック。

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[投稿:2011-05-22 22:14:49] [修正:2011-05-22 22:14:49] [このレビューのURL]

色んな思想の人にいろいろ言われがちですが、普通に漫画作品としてよく出来てます。

戦争、原爆といった要素はただの素材。
この漫画でもっとも魅力的なのは、そのような状況の中での登場人物たちの躍動感あふれる描写にあると思います。
作者が体験したエピソードだけあって、作品のリアリティは凄まじい。
こんなに面白いのに、はだしのゲン=原爆の悲劇漫画 というイメージを持たれがちなのが残念でならない。
一級のエンターテイメント作品です。自分の思想は一旦捨てて、ありのまま作品を読んで欲しいです。

若干未完っぽいラストだったのでそこはマイナス。続きを今でも待ってるので、中沢さん書いてくれねーかなあ。

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[投稿:2011-05-22 20:40:50] [修正:2011-05-22 20:40:50] [このレビューのURL]