「ぴかちゅう」さんのページ

総レビュー数: 41レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年08月20日

25巻とそこそこ長寿漫画でありながら
ぐだぐだすることがなく
全くストレス無く読むことができました。

医者物漫画の中ではタイトルにパンチがないので
本サイトのレビューを見なかったら読まなかった
かもしれないのでとても感謝です。

それにしても
この漫画はそれぞれのキャラクターを使うのが
非常に上手い。どのキャラクターにも人間らしさが
溢れていて、そうゆう意味で現実味のある話しである。

多くのキャラクターごとの視点で描かれる心理状態。
誰が主人公かわからない。
そして読者がその第三者視点で見れるところ
がおもしろいのかもしれません。

医者漫画ではリアリティを求める人もいるのかも
しれませんが
この漫画の醍醐味は医局を舞台にする
『政治戦』や『ヒューマンドラマ』
です。
現実離れした?天才医師は
その話しを動かす潤滑油のような役割なので
さほど重要ではないのかもしれません。
(本当の医者がどんなものかわからないので
そもそもリアルかなんてわかりませんが^^)

テーマ自体はそこそこ重いのですが
読後感はとても爽やかなところがいいですね!
是非読んで頂きたい1冊です^^

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-04 03:42:00] [修正:2013-01-04 03:42:00] [このレビューのURL]

1巻と23巻を比べると見違えるほど小畑先生の画力が向上してます。
さらに全巻通してほとんど中だるみもなく、安心してよめます。
囲碁という題材で少年ジャンプでヒットさせるというのがまず奇跡的な気がします。
それだけ話も絵も凝っていて素晴らしい作品です。
囲碁という題材で踏み込みにくい印象がありますが
囲碁知識はほとんど関係ないので是非読んで頂きたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-20 18:40:21] [修正:2012-08-20 18:40:21] [このレビューのURL]

10点 リアル

事故の加害者としてある少女の人生をめちゃくちゃにしてしまい、苦悩する野宮
運動も勉強もできて、女にもモテまわりの人間を小バカにしていたがある日事故で下半身麻痺の障害を負い、心から没落してしまう高橋
病気で足を切り落とし、車イスバスケに励む戸川

この三人の主人公の物語を順々と展開していく内容となっている。

自分が彼らの立場ならどうなっていただろうかと考えさせられる。
高橋なんかは本当にやなやつだが、本当にこーゆーやついるよなってほどリアルな心理描写が描かれている。

私なんかは乙武さんのような前向きで優しい障害者像ばかりを想像していて、なんて偏見に囚われてるんだなんて思うこともあった。
野宮というキャラもアホでなにやってもうまくいかないけど、それでもなんとか自分の道を探していく様に元気をもらえたり

人間味あふれたキャラ達と重いが考えさせられてしまうシナリオに井上先生の画力の高さもあり、最高の作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-20 17:30:17] [修正:2012-08-20 17:31:36] [このレビューのURL]