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10点 寄生獣
皆さん、漫画について評価をするとき、何を基準に評価しますか。
絵でしょうか、ストーリーでしょうか、心理描写?もしくは作者の主張でしょうか。
いずれにせよ、何かに焦点を合わせて、解説するものじゃないでしょうか。
実は、作品「寄生獣」を解説するときには、それら漫画を形作る様々なパーツはさして意味をなしません。これは全巻読み終わった人にしかわかりませんが、この作品の優れているところは、一言で言うと「バランス感覚」。要素の一つ一つは決して意味をなさないパズルのピースも(本当はそんなことありませんが)それが全て合わさったときに、初めて全体像が見えるものです。具体的に述べると、割と絵やアクションシーン、ストーリーなどが地味に見えがちですが、終わってみるとなんら飾り気のない、正直な作品でありますから、”きれいな”モノにまみれた現代の私たちには普段味わうことのできない充実感と感動を味わわせてくれます。そのパワーの大きさたるや、「漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する」ほど。10点にふさわしい作品です。
<私感>
※多少ネタバレ含みます。
物語の終盤で「人間は心が暇な生物。それが人間の素晴らしいところ」というような表現が出てきます。この作品こそがまさに「心の暇」の産物なのでしょう。
ところで、この作品が書かれたのは1990‐1995年。バブルが崩壊し、日本人が”内”に閉じこもっていく時代です。そういう意味では、一番日本人が「心の暇」を持て余してきた時代ともいえます。
この「暇」が生み出したものは数知れません。ネガティブな意味を持った作品もかなり多いです・・・(エヴァンゲリオンとかね)
逆説的ですが、この作品はネガティブな意味での「心の暇」を超越しています。
あの時代のものは、今となっては、忘れ去られているもの”ばかり”ですが、この作品はあと10年たっても、20年たっても、輝き続けるでしょう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-12-19 01:55:50] [修正:2012-12-19 02:57:32] [このレビューのURL]
6点 レベルE
個人的にはもっと高い点数をつけてもいいのですが・・・
6点「素直に楽しめる良作漫画」ということでこの点数です。
冨樫さんの漫画はあくまで”漫画好きのための漫画”なんだろうなー
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-12-19 02:29:58] [修正:2012-12-19 02:53:55] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
最初に皆さんに断っておきたいことがあります。
少年漫画というのはあくまで、”少年のための漫画”です。
そういう意味で、この点数(10点-漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品)をつけさせてもらいました。
私がワンピースに一番熱中していたのは、小学生の頃。
私の体には間違いなく、ワンピースの血が流れています。
もちろん、21歳になった今でも楽しく読ませてもらってますが、それは少年時代の延長として、です。
もし私がこの年でワンピースを初めて読んだとしましょう。そうすると、10点という点数がつくかは甚だ疑問です。
少年時代だからこそ、感じるものがあるのですよ。
いい年した大人で糞真面目にこの作品の論評、批判をする人がいますが、それって、前提がおかしいんですよ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-12-19 02:42:57] [修正:2012-12-19 02:46:45] [このレビューのURL]
9点 リアル
「等身大の人間を描かせたら井上さんの右に出るものはいないな」そんなことを感じた作品です。虎さんのような男に憧れます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-12-19 02:19:52] [修正:2012-12-19 02:22:53] [このレビューのURL]