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8点 蒼天航路
曹操を持ち上げるあまり、ややストーリーや心理の流れが不自然な部分が(特に後半)目につくが、当時の世界をちゃんと書いた三国志漫画はこれが初。
政治や文化、儒者や庶民が何を考えていたかまで踏み込んだ内容は大河ドラマ以上。個人的には赤壁以後のほうを高く評価したいくらいだ。
(上で官渡以降雰囲気が変わったと、原作者死去の影響を述べていた人がいるが、原作は黄巾の乱直後までしかない。「蒼天航路クロニクル」に原作が収録されているが、それ以前も子供時代のエピソードを大幅に改編したり、曹操の性格を全く変え、桃園の誓いをカットしてしまうなど事実上の王欣太オリジナルになっている。事実誤認があるようなので一言。)
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[投稿:2006-12-23 18:47:06] [修正:2006-12-29 23:05:27] [このレビューのURL]
9点 X 〜ペケ〜
点数は出現したときの衝撃込みで。
好き嫌いは徹底的に別れると思う。人を傷つける(ように見える)ネタも多いし(本人がものすごく傷ついてきた人間で、それを自傷的にネタにしているのはわかるのだが)。
わかりやすいネタより不条理ぎりぎりの分かり難いネタの切れ味がすごい。
特に自分の心理をつかみかねている人たちが繰り広げる会話は秀逸。
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[投稿:2006-12-23 19:14:34] [修正:2006-12-23 19:14:34] [このレビューのURL]
7点 のらくろ
現代漫画に慣れた目から見ると、絵もコマ割りも演出もテンポがゆっくりしているし、笑いの質もギャグではなく落語の愉快。
意外な展開でビックリさせられるわけでもない。
でもそこが押しつけがましさのないファンタジー空間ぽく、またのらくろと周囲の犬たちの少年達のギャングごっこの様な、どこかノスタルジックな奮闘シーンに癒される。
今読むならバトル物や戦争物より、「アタゴオル物語」あたりが好きな人向けかも。
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[投稿:2006-12-23 19:06:13] [修正:2006-12-23 19:06:13] [このレビューのURL]