「電光石火」さんのページ
- ユーザ情報
- 198X年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 95035
- 自己紹介
-
一応ガイドラインの評価基準載せておきます。
10点
漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品
9点
物事の考え方が変わったりするほどの力をもった作品
8点
人によっては日常生活に影響がでたりする作品
7点
夢中になってよみふけってしまう漫画
6点
良質な漫画
5点
可もなく不可もなくといった漫画
4点
ちょっと微妙だけど時間つぶしぐらいにはなる漫画
3点
読んだ後に失敗したかもと思う漫画
2点
つまらない漫画
1点
読後、脱力感におそわれる漫画
0点
もはや保護したいぐらいの希少価値がでるほどつまらない漫画

8点 ヒミズ
若い時代の毎日の気だるさや将来に対する不安をこれでもかってほどリアルに描いていると思う。漫画的なわざとらしい盛り上がりがないところもリアル。
ハラハラする場面を書かせると彼の右に出るものはいないと思います。特に正造が住田君のために金を盗むシーン。どんどん先へ先へ読まずにはいられなかったです。
そしてラスト。
少しばかり希望が見えてきたところで、やはり未来を信じられなかった住田君。最後の最後までリアルさを追及したあの裏切り方。余韻が残ったのを覚えています。
最後の朝、隣に住田君が寝ていないことに気づいた茶沢さんが外に様子を見に出たシーン。あのときの茶沢さんの無表情がすごく好きです。
おそらく「どこいったんだろう?」という漠然とした不安と、それでも最悪の想像はしていないであろう、複雑な表情が絶妙に描かれていると思いました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-04-12 22:15:51] [修正:2008-04-12 22:15:51]