「unsosino」さんのページ

8点 エマ

『悲しみは年月が癒すという
 思い出すのは楽しかった記憶ばかりだ』

気品に満ちた上質な漫画です。
作者が描きたいことを丁寧に、そして素直に描いた印象を受けます。

使用人と資本家の純愛を中心にした本編と、それを取り巻く人々と時世に目を向けた群像劇、番外編。
それらが最終話「新しい時代」へと収斂していくのは見事の一言。
幸せな余韻を残してくれる作品です。(あとがきのはっちゃけぶりも含めて。)

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[投稿:2008-11-23 23:55:24] [修正:2008-11-23 23:55:24]