「desperado5」さんのページ

[ネタバレあり]

とうとう終わってしまいましたね。
この作品は自分のお気に入りでした。

スポーツ漫画における重要なポイントとして
「いかにプレーをわかりやすく描き、魅せることができるか」
ということが挙げられると思いますが、この点では、とくに「魅せる」
という点ではこの作品に勝てるスポーツ漫画はそうはないと思います
(とくに関東大会準決勝の泥門vs王城戦までは非常に魅せる漫画だと断言できる)

アメリカンフットボールという日本にはなじみのないスポーツを
少年たちに浸透させた功績は大きいでしょう。

セナをはじめ、蛭魔や阿含、進、キッドといったキャラクターも魅力的でした。

ただ、やはりクリスマスボウルの泥門vs帝黒戦
(厳しく言うと関東大会決勝の泥門vs白秋戦)から、
試合の迫力、臨場感が欠け、作品本来の持ち味が薄れて
いったところはマイナス評価です。9点→8点に降格です。
最後の世界大会においては、なくてもよかった、
いや、ないほうがよかったといえる内容でした。
キャラクターに惚れてた自分にとっては連載が続くことに対する
嬉しさもありましたが、内容がひどかったです。

最終回のエピソードとして大学での様子が描かれていますが、
最京大が強すぎる気がしてなりません(笑)
あのメンツ(蛭魔、阿含、大和、鷹、赤羽、一休、番場、十文字)
は反則でしょう。どう攻略すればいいんだ!
セナの走テクニックで蹴散らす以外に思いつきません(笑)

まあそれは個人的な話だから置いといて・・・

とにかくこの作品は21世紀におけるジャンプのスポーツ漫画の
代表格だと思うし、連載終了時点までジャンプのスポーツ漫画の
看板であり続けたことは高評価に値すると思います。
作者の画力は秀逸なので、次回作が楽しみです。

最後に超個人的な話ですが、
「アイシールド21」が終了し、ジャンプにおけるスポーツ漫画は
バスケ漫画2作品となってしまいました。
かつて伝説の「SLUM DUNK」が君臨したジャンプで、
残されたバスケ漫画2つは生き残ることができるのか。
ジャンプ誌上でスポーツ漫画が途絶えないことを祈ってます。

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[投稿:2009-05-29 13:02:07] [修正:2009-06-18 13:07:25]