「mardonios」さんのページ

基本的に孔子やら子路やら顔回やら子貢やら、陽虎やら狂接輿やら老子やら仏陀やら、どこかで目にしたような名前の人々がどこかで目にしたような台詞を吐いていくのだけど、残念ながら漢文の勉強にはならない。親しみは湧くか。子貢なんか、この漫画に出合うまではただの孔子一派の聖人君子連中の一人としか思ってなかったもんな。

とにかく頻繁に古典から引用された台詞が挿入され、画面を埋め尽くすそれは完全に再解釈されてしまう。さらには現代の宇宙論やら古地磁気学やらが混入してきて頭の悪い俺にはわけわからん。まさに狂気の衒学。圧倒されるためだけに読み返してしまう稀有な漫画。

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[投稿:2010-10-20 11:35:02] [修正:2010-10-20 11:35:02]

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