「ペルーサ」さんのページ

5点 DEATH NOTE

亀山郁夫氏が『罪と罰』に例えていましたが、
僕はプラトンの『国家』からも読めると思います
前近代的な権力と近代的な権力の持つ意味、近代の持つ意味、
そんなものを多少なりとも考えさせられる作品だと思います

ただ、個人的に警察側の正義をもっと描いてほしかった
人殺しはいけない、戦争はいけない、
10人中9人は反対するけど無くならない
そんなノリのことも描かれてはあったけど、
だったら近代の中で暴力はどう管理されてきたのか、
これからどうすべきなのか、その点が足りない気がした

あと、萱野稔人とか同時に読んだらいいと思う

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[投稿:2011-02-21 20:15:11] [修正:2011-02-21 20:15:11]

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