「asd5」さんのページ

序盤から中盤:さすが青春モノの金字塔といわれるだけあって素晴らしい。
つげ義春の影響がそこかしこに見えるのもつげ好きとしては嬉しい。
特にミソなのがつげ漫画同様の距離感構成で、非常に良いテンポと立体感を感じる。

後半から終盤:こんなの見たくてここまで読んだんじゃないよ…
内容だけでなく主人公のルックスまで醜くなっちゃって、もうなんなんだか。
最終的には一応スッキリしたものになりますが、一度引いた熱は完全には戻りませんでした。

…但し! 自分の女に向かって「むしろお前なんか敵だった」というこのセリフは素晴らしい。
現在進行形で愛している女に向かってこのセリフを言える人はなかなかいない。
この名台詞は10点。

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[投稿:2012-06-22 22:28:56] [修正:2012-07-09 18:33:17]