「roka」さんのページ

結末には賛否両論あると思うが、私はこれ以上のオチも浮かばないし、ある意味で、この漫画にとても相応しいラストだとも思うので、特に文句はない。
ともかく、「過程」は本当に面白かった。
子どもの頃、かくれんぼに感じたみたいなドキドキがあった。
ひとつひとつのゲームが非常によく練られていて、完成度が高い。
ただまあ、途中のスピンオフはいささか多すぎる気もする。

個人的には、「今際の国」にちょっと憧れてしまった。
今の日常に大した不満があるわけでもないのに、実際に迷い込んだらすぐ帰りたくなるに決まっているのに。
心の奥底には、あるのかもしれない。
逃避への願望か、非日常への渇望か、命がけの遊びへの切望か。
私にも、もしかしたら、あなたにも。
もしそうであるならば、私たちの目の前に、この漫画の、今際の国への入り口は、真っ赤な口を開けて待っている。

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[投稿:2017-06-25 23:44:25] [修正:2017-06-25 23:44:25]

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