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7.18点(レビュー数:16人)

作者さそうあきら

巻数4巻 (完結)

連載誌漫画アクション:1997年~ / 双葉社

更新時刻 2012-06-29 15:57:39

あらすじ 浪人生・菊名和音は栄光音楽大学を目指しているものの、「合格は無理」と言われていた。そんなある夜ボートを漕いでいた和音は野球ボールを捜しにきた少女・成瀬うたと知り合う。勢いでうたに部屋に上がりこまれる和音だが、彼女は和音のピアノから聴いたことも無いような素晴らしい音色を奏でたのだ……。 (Wikipediaより)

備考 文化庁メディア芸術祭・優秀賞、および手塚治虫文化賞・マンガ優秀賞をダブル受賞。

2007年に実写映画化された。

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神童のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全16 件

8点 ジブリ好き!さん

無駄なものは描かず最小限の情報を。
漫画らしくキャラは記号に。けれど2人の主人公はのびのびと自由に。
なんとも漫画らしい漫画だと思います。
決して画力が低いとは思いません、少なくとも表現力で補える範囲かと。仮にも実技試験のある京都精華大学マンガ学部マンガ学科の准教授ですしね。

『のだめ』『ピアノの森』と比較されがちだけど土俵は違います。
前半の野球部分、漫画じゃよくあるパターンだけど、正直あまり好きではないです。けれどそれを含めて、全体のテンポが良い。
特筆すべきはやはり後半部で、特に4巻(文庫版3巻)の流れるような展開は素晴らしいです。

全てが音で表現され、音で感じ、音で見、音に生きる世界観。
うたとわおが求めた音、得た音、すれ違う音、行きついた音。
名をあげるほどに遠ざかる音、音を失って得た音。

自分もピアノを嗜んでいますが、同じ曲を弾くにしても弾き手次第で全く異なる音が生まれるのは本当に神秘的で奥深いです。
最近では全盲のピアニスト・辻井伸行が有名になっていますが、ぜひ聾者(耳が聞こえない人)のピアニストの音も感じてみてください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-23 00:15:09] [修正:2010-12-23 00:15:09] [このレビューのURL]

6点 とろっちさん

天才少女と冴えない音大受験生との交流、成長を、淡々と、しかしドラマチックに描いた作品です。

どうしても画力が足を引っ張ってしまっている印象が否めないですが、
実は読んでいるうちに結構慣れてきます。

うたも和音も、努力、苦悩があまり描写されておらず、物足りなさが残るのが残念です。
3巻の後半から物語は素晴らしい盛り上がりを見せるだけに、前半の野球の話がちょっと助長かも。
ただ、短い巻数で綺麗にまとめ、終わり方も秀逸なこの作品、なかなか心に響きます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-11 21:10:48] [修正:2010-01-11 21:10:48] [このレビューのURL]

6点 mangaさん

普通におもしろかったです。
否定的な意見が多い「絵」に関しても私は苦になりませんでした。
まあ暇つぶしにはなるかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-20 15:13:38] [修正:2009-12-30 15:12:31] [このレビューのURL]

7点 為亀さん

[ネタバレあり]

 世界の全てをまず音で把握するからこそ、ピアノから様々な世界をそのまま表すことができる。
 うたにとって世界はまずなによりも音であり。口よりもピアノを使った方が語りやすかったのかもしれません。

 神童に特別なのはその世界観だ。という作者の神童観(天才観)はかなり僕好みで、うたの天才さには強い説得力を感じました。
 奏でられた世界をそのまま映したような演奏シーンも秀逸で、絵による表現はピアノの言葉を僕等にもわかるように翻訳してくれたものなのかも。

 惜しまれるのは野球編の時代を感じさせる演出の過剰さと話のトリックの単純さですね。しかしそれを補って余りあるものをもった作品だと思います。

 僕の評価基準では7点までしかあげられませんが、一般には8点をつけても全然おかしくない作品でしょうね。


追記.2008.11.07

見逃せない要素を再発見したので追記です。
全体で’音’と’音楽’に関する考察が深まっていく構造なのではないかと。

具体的に、一巻ではうたの音で世界を観る世界観と、ピアノで世界を語る表現力を伝える。

そして和音が音大に入学してからは「自分もピアノの一部になりたい」という和音の言葉が発展して、うたの「存在その物が音楽」につながっていく。もう一方で和音の「音の厚みや空気感まではテープじゃわかんない」という発言がうたの「今この瞬間の音楽」として現れる。

ここでうたが失聴して’音楽’に向かっていたテーマが再び’音’に戻ってきて、うたは一巻時点で持っていた音を感じることを取り戻し、世界を感じることを取り戻し、そしてピアノで世界を表現することを取り戻しす。そこでやっとラストの演奏をする。という作りなんではないかと。

もう一つおもしろいのは、中盤以降、和音の発言はよくうたの音楽観を育てるキッカケになっているんだけど、和音自身はそのあとのうたの音楽観に感心はするものの追従していってる描写がない。というところ。

彼は彼なりの新しい音楽観を発展させていくのではないか。という意味でもいい終わり方ですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-04 00:26:48] [修正:2008-11-08 00:14:03] [このレビューのURL]

7点 あんりさん

音楽描写が
「ピアノの森」や「のだめ」より良かったと思います
もしかしたら音楽玄人向けかもしれません

ラストは感動しました
もう一度読みたいです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-25 12:14:05] [修正:2008-06-25 12:14:05] [このレビューのURL]

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