あらすじ 1980年ごろニュー・ウェーブマンガ家として一世を風靡し、その後低迷して一時は「消えたマンガ家」とまで言われたSFマンガ(あるいはギャグマンガ)作家による、ノンフィクション作品である。1度目の失踪を描いた「夜を歩く」、2度目の失踪を描いた「街を歩く」、アルコール依存と治療の時期を描いた「アル中病棟」の3つのエピソードを収録している。「シャレにならない」部分はあえて省き、エンターテインメント作品として仕上げている。(Wikipediaより)
備考 発売とともに各メディアで話題となり、第34回日本漫画家協会賞大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門を受賞した。
失踪日記のレビュー
7点 yywwさん
描かれている内容そのものにはもう驚けなくなってしまったけれども、その突き放したスタンスには凄みを感じる。マンガという媒体に限らなくても、きわめて稀な地点にまで行ってしまっているのではないだろうか。
ただ、いまの私はこういうメタな部分ではなく、もっとマンガそのものを求めているので、いまひとつ響いてこない。昔ならばもっと楽しめただろうと思う。
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[投稿:2008-12-20 16:40:35] [修正:2008-12-21 06:31:38] [このレビューのURL]
7点 右から左へ。さん
少し前に、図書館から母が借りて放置されていたこの漫画を発見し、読み始めた。はじめはコマ割りが昔風で読みづらそうだなと思ったが、一気に読破してしまった。
この作品の何が一番良いのかといえば、巻末にある対談にも書いてあったと記憶するが、本来悲壮感たっぷり、涙なくしては語り得ないような、波乱万丈の実話を、笑いありでギャグ風にさらっと書いてしまっていることである。
たしかに、コマ割りは昔風に正方形に区切られ小さく、吹き出しも多くテンポが悪いことは否めない。
だが、ネタが面白すぎる。最近のギャグ漫画は主人公がめちゃくちゃなことをするばかりで、ついていけない漫画が多い。しかし、この人はのっけから山の斜面で首つりをしようとして、そのまま寝てしまい、死ぬのをためらいホームレスになるという、トンデモ話をクールに、かつ事実報告的に描くので面白い。本当に面白い話というのは、筆者が笑いながら描いてはいけないのだ。(この話も、本来涙ながらには語りえないであろう・・・)
欠点はあるものの、今のギャグ漫画が忘れてしまった精神が、この漫画にはある。一巻完結で図書館にあることも多いこの漫画、お手頃な本であると思うのでぜひ一度手に取ってほしい。
続刊もあるようなのだが、残念ながらまだ手に取っていない。あくまで、「失踪日記」だけの評価として読んでいただきたい。
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[投稿:2008-10-09 23:10:39] [修正:2008-10-09 23:10:39] [このレビューのURL]
5点 チャドさん
手塚治虫マンガ賞で話題だったので読んだ。
実体験マンガとしてこれはこれで面白かったが、期待してた感じでは無かった。
読み手によってかなり評価が変わると思う。
続編はそれこそ文章中心な感。これが楽しめなければダメでしょうな。
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[投稿:2008-03-18 00:07:27] [修正:2008-03-18 00:07:27] [このレビューのURL]
4点 たにやんさん
カオス笑
まぁ、カオスな実体験を作品化しただけで評価されすぎな気も
するんですけど、読んでて楽しめます。
コメディタッチなのでそこまで悲壮感は無いし。
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[投稿:2008-01-26 11:45:59] [修正:2008-01-26 11:45:59] [このレビューのURL]
8点 カメオさん
本当にこんな凄まじいこと良く淡々と描けるよな〜と関心しました。
この作品は内容が興味深いだけじゃなくては漫画としてとにかく面白いです、うまいです。
いやぁ人ってほんとに面白い。
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[投稿:2007-12-31 20:58:05] [修正:2007-12-31 20:58:05] [このレビューのURL]
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