あらすじ 1980年ごろニュー・ウェーブマンガ家として一世を風靡し、その後低迷して一時は「消えたマンガ家」とまで言われたSFマンガ(あるいはギャグマンガ)作家による、ノンフィクション作品である。1度目の失踪を描いた「夜を歩く」、2度目の失踪を描いた「街を歩く」、アルコール依存と治療の時期を描いた「アル中病棟」の3つのエピソードを収録している。「シャレにならない」部分はあえて省き、エンターテインメント作品として仕上げている。(Wikipediaより)
備考 発売とともに各メディアで話題となり、第34回日本漫画家協会賞大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門を受賞した。
失踪日記のレビュー
5点 natyuさん
なんか評判ほどおもしろくなかったです。ホームレスの日常を書いただけのような作品。でもかなり限界の生活なのに思いの他楽しそうな様子が理解できず、いまいち個人的に感情移入できませんでした。暗さを面白さに変えようとしてる感じはわかりますけど、なんか作品というより単なる体験記みたいに感じられました。
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[投稿:2006-09-20 23:40:47] [修正:2006-09-20 23:40:47] [このレビューのURL]
7点 健太(99)さん
読み手を選ぶ漫画です。
それは絵のよさを重視している人には受け入れられやすいと思います。
巻末対談に載っている本当の本当に悲惨なところを同じように書いていたら10点か9点くらいだったかも。
失踪日記のよかったとこは日記とついているだけに文書のかわりに絵のあるブログのようにしたことだと思う。
もちろんブログの機能についてではなく書き方についてということでです。
行動・出来事の部分を絵で表しそこに感想と心中をセリフとしてつけたし、次の行動の動機にする。
そして書いた本人と見る人の楽しみを別のものにする。
書くほうは出来事を楽しみ見る方は感想を楽しむ。
もちろん出来事の方も漫画の骨格となる要因だし楽しむ部分の主と従を入れ替えたと言い換えた方がいいかもしれない。
実話に基づいてかかれる以上これほどの武器はない香りだけでなく、味も楽しめるマツタケです。
汁の部分も美味しいマツタケのお吸い物です。
感想を主にするための絵の記号的な部分を強調した絵はおもしろいとされるエッセイ漫画の多く番外編、最終回では、本人たちを書かずに風景、後姿とセリフを書くという方法で行われている漫画を探せば簡単に思い浮かぶはずです。
遺跡の人は折角の日記を物語にしようとしたからイマイチやったんや。
モノローグをセリフに代えたこともブログに近づく。
日記ではモノローグはモノローグでいい。
人に見せるためのものであるブログの書き方であり、これほど見せることに特化した漫画は圧倒的な絵のセンス、デザイン能力もつ吉田聡、物語がありその文字を絵と入れ替えていって文字をなくしたかのようなゴン以外にはありません
今まで読んだことのある漫画のなかでは
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[投稿:2006-06-09 03:47:14] [修正:2009-07-25 10:47:04] [このレビューのURL]
8点 スコットさん
まだ途中なんで、読み終えたら改めて評価し直そうと思います。
この作品は、作者の悲惨な実体験を描いているにもかかわらず、作中から暗い雰囲気はほとんど漂ってきません。
むしろ、主人公(作者自身)はホームレス生活を楽しんでいるようにさえ思えます。
これ以前の吾妻氏の漫画は読んだことはありませんが、
悲惨な体験もギャグ漫画みたく描けてしまうのも一つの才能と思いますね。
あと、無職で住むとこがないという人でも、現代の日本では結構生きていけるんだなぁ、と妙に感心してしまいました(笑)
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[投稿:2006-04-22 01:16:33] [修正:2006-04-22 01:16:33] [このレビューのURL]
6点 白い犬さん
なんかこれたまたま手にしたお宝系雑誌(アイドルや女優の
過去の恥ずかしい仕事が載ってる雑誌)に連載されてたんですよ。
うわ〜吾妻さん失踪してこんなことになっちゃってたのか!?と
ショックを受けたのおぼえてます。
一時代を築いた漫画家が路上生活。諸行無常・・・とおもいきや
失踪日記が売れて返り咲き。人生ってわかりませんね。
2月24日追記
文化庁メディア芸術賞漫画部門大賞おめでとうございます。
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[投稿:2006-02-14 17:49:07] [修正:2006-02-24 23:41:43] [このレビューのURL]
7点 ヨノナカさん
作者の実話を基にしたという作品。
一時は書店からなくなるほど売れ、あちこちから2005年を代表する名作との評価を受けています。
ですが・・・
すみません!
僕にはこの作品のよさがわかりません!
「作品のよさがわからない」というのは嫌味ではなくてホントにわかんないんです。
確かに背景に流れる暗さは相当のものでしょう。
それを受け止めて作品にして世に送り出した作者には心から敬服します。
ただ、これをそういう作者のすごさを抜きにして作品を見た場合、「ん?終わり?」っていう物足りなさを感じてしまうのです。1巻終わっただけなのでなんとも言えないんですけれど、なんか全体的に未完の作品だなぁ、と。
もし、「これはこう読むんだ!」という方がいれば感想なりを書いてくだされば、と思っています。
このレビューサイトではあまり読んでいる方は多くないので、未熟なレビューですがあえて挙げます。
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[投稿:2006-02-04 16:57:06] [修正:2006-02-04 16:57:06] [このレビューのURL]
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