ONE OUTSのレビュー
10点 麒麟さん
10点は甘いかな?と思いつつもやっぱりあげてしまいますね・・・。
毎度毎度主人公の渡久地の奇抜なアイディアには度肝を抜かれます。
こんなこと実際はできないだろうとわかっていてもできそうに感じさせるこの人の構成力、本当にただただ驚くばかりです。
画自体も無駄な書き込みを抑えたシャープなデザインでシンプルです。
その分動きが見やすく、今のゴチャゴチャ書き込みをして「カッコいいだろ?」という上辺だけの絵を書いてる人とは天と地の差がります。
私自身も野球のルールは詳しく知らなかったのですがこれは知らなくても理解できなおかつ楽しめる非常に希有な秀作です
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-06-07 16:58:46] [修正:2006-06-07 16:58:46] [このレビューのURL]
9点 American418さん
作者の甲斐谷氏は、この作品についてこうコメントしています。
あらゆる野球漫画へのアンチテーゼとして
この作品はつくられています。
1つは、主人公のピッチャーが豪速球を投げないこと。
1つは、努力と根性が必ずしも勝利に結びつくとは限らないこと。
そして最も重要なことは、
主人公が悪党であること。―――――甲斐谷忍(2巻の作者コメントから)
もし、あなたが既存の野球漫画に読み飽きたなら、
「最近面白い野球漫画って無いんだよなあ」と嘆いているのなら、
是非この作品を一読すべし!だと思います。
それから、野球があまり好きでない人にとっても、この作品をお奨めできるくらいの価値は十分にあります。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-04-28 08:57:50] [修正:2005-04-28 08:57:50] [このレビューのURL]
8点 ごまあぶらさん
一言で表すと、福本信行の描く「アカギ」のような主人公。
見た目は間違いなく悪であるが、目的が「金」であるのが逆に心地よい。
ただ、ドラマはなく、どのようにして渡久地の言ったようになるのかを漫画の中の他の登場人物と一緒に観戦する、と言う感じである。
しかもアイデア自体が驚きの連続なので飽きはしない。どんなご都合主義でも「なにーーー!!!」と思えてしまうのがとても楽しい。
スカッとする漫画ですね。
後日、ほんとにアカギをモチーフにしたというインタビューを見つけました。やっぱりか!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-04-21 01:56:16] [修正:2005-04-21 01:56:16] [このレビューのURL]