花園メリーゴーランドのレビュー
8点 スケフサさん
おかしな性的な風習に興味深く、主人公とヒロインの微妙な恋愛模様もツボにハマりました。
作者はエロを真面目に描いていると感じるので好感を覚えます。
ラストの方で、ヒロインが騎乗状態で主人公に想いをぶつけているシーンで、虫がヒロインの口に入っていくシーンが妙に現実味を感じて好きでした。
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[投稿:2010-10-24 00:18:32] [修正:2010-10-24 00:18:54] [このレビューのURL]
8点 そのばしのぎさん
増田剛の「御石神落とし」はコメディ・ファンタジーの要素を加えながら、明治以降に日本が取り入れてきた諸外国の習慣に疑問を投げかける作品ですが、
こちらは隔絶されたムラに踏み込んでしまった為に起きた事件と愛憎劇をシリアスに描いている。
民俗学でもタブー視されていた性の分野であるだけに、現在のモラルとのギャップに登場人物達は悩み、殺人こそ起こらないが一歩間違えれば津山三十人殺し事件のような猟奇事件になりかねない怖さがある。
どちらも赤松啓介の影響などが大きいだろうが、寺山修司も映画などでこういった土着的な世界観は得意としていたんじゃないないだろうか。100年位経たないと理解されない事かもしれない。
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[投稿:2010-09-17 14:56:59] [修正:2010-09-17 14:56:59] [このレビューのURL]
7点 rankyさん
7点
でも、限りなく8点に近い評価です。
エロい
とにかくエロい
ただ、
エロをエロを表現するためでなく、
エロを愛を表現するためでなく、
エロを生を表現するために書いている。
そんな気がしました。
もちろんエロだけでなく、
村社会とか民俗学とか男女のすれ違いとか
スリルとサスペンスとかの要素もおもしろい。
でも、
「人間も動物」
「生と性は切り離せないもの」
この作品のテーマと価値はここにある気が
個人的にはしてます。
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[投稿:2010-05-29 20:15:41] [修正:2010-05-29 20:15:41] [このレビューのURL]
8点 ITSUKIさん
都会ものである主人公・相浦くんが、とある理由で柤ヶ沢なる村落で一泊する事になるのですが…
仲間意識の強さから、余所者に対しての露骨に排他的な態度をとったり(逆に仲間として認められると一変)
村人達の性に対しておおらかさだったり、今じゃ想像もできない慣習や祭りにであってショックを受ける相浦くんの心情には見事に感情移入してしまいました。
初めに読んでいて思い出したのは有名な「ひぐらしのなく頃に」です。
(こちらの方が描かれたのは先なのですが、読んだのは後だったので…)
なんて描けばいいのかむずかしな・・・ヒロインとの「純粋」な意味での恋だったり、奇妙にみえる祭りだったり、村人に追いかけまわされて必死になって逃げたり、エロかったり。
読んでいて相浦くんと同じく心臓がバクバクしてました。
この方の絵で凄いと思ったのは目力(めぢから)です。
睨むような表情はどれも力強く、内に秘めた感情も透けて見えてくるほど。澄子なんて巨人の星バリに目がメラメラ燃えてますし。
全5巻の中でいろいろな事つめこんでますが、一番描かれるのはエロいシーン。
でもエロ漫画じゃないですよ。普通にストーリーも良い。
ラストのあっさりした終わりとちょっとしたサプライズも良かったです。
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[投稿:2010-02-28 23:24:26] [修正:2010-02-28 23:24:26] [このレビューのURL]
7点 かずーさん
奥深い漫画ですねえ。
エロ描写が度々出てきますが、どちらかというとイヤらしさより
怖さの方が感情的に感じます。いったいどんな集落なんだ!と。
画はちょっとクセはありますが、見易い描写で特に問題なし。
ラストはちょっと切なさが残る。
なかなか良いラストだと思いました。
実体験に基づく漫画とのことで生々しい面白さがあり、夢中になって
読める作品だと思います。
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[投稿:2010-02-08 13:06:50] [修正:2010-02-08 13:06:50] [このレビューのURL]
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