花園メリーゴーランドのレビュー
9点 うーみんさん
非常に面白い。
ある村に迷い込んだ(自分から行くのだが)少年とその村の少女との淡い恋愛ストーリー・・・だと思って読んでいたら全然違ったので笑った。
昔は本当にこんなん性生活だったのかなと思うと、羨ましいと思う反面、自分の妻や恋人がどこぞのわけわからんガキとやってたら怒り狂うだろうなとも思うし、微妙なところだ。
「夜這い」は制度的には容認されてたんだろうが、バレないようにやるのが前提で、当事者同士の秘密みたいな感じだったのだろうなと思う。
そうじゃなきゃ毎日村のどこかで刃傷沙汰になっていてもおかしくないだろう。
ヒロインの父親も妻が寝取られた(ちょっとニュアンスは違うが)ことで嫉妬に狂い、さらに燃えるセックスに発展するなんて描写は、まあそうですよね〜って感じだし。
最後の主人公とヒロインの再会はよかったな〜。ああそうだったのか、って気づいた主人公の告白がよい。
その後二人はどうなったのだろうかという妄想が膨らむという点でもあのラストは良かったと思う。
なんというか期待せずに見たんだけど意外に良作だったんで、してやられたぜという感じです。
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[投稿:2008-10-29 03:05:10] [修正:2008-10-29 05:29:02] [このレビューのURL]
9点 ずんどこponさん
傑作だと思う。
コレ読んでしばらくは東北にエロい村があるはずと思っていろんな人に聞いて回った笑
フリーセックスに関しては、エスキモーや明治頃までの日本とかが思い浮かぶが、世界各地でこのような風習はあったはず。
R・A・ハインラインの小説を読めばこういう風習も大抵の人は肯定的に受け止められるようになると思う。
大らかで、仲間意識が強く、頑なに外の人達を受け入れない。
だけど生きる力に溢れていて底抜けに明るい。
そんな魅力的な村人達が確かに存在していたんじゃないかと感じさせてくれた。実際田舎の人のノリってあんなんだしね。
都会の男の子と村の女の子の恋も良かった。お互い不本意な初体験を終え、サプライズSEX。別れの後も何年もお互いに想い合っていたのが伝わってきた。
体の繋がりの後に想いが繋がり絆になるのは、この村と風習ならではの事だと思う。
物語の中では作者が実際に体験した話という事になっているが、どうなのだろう?それだけが気になる。
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[投稿:2008-09-29 14:50:06] [修正:2008-09-29 14:50:06] [このレビューのURL]
7点 ちょうあんさん
都市と村。大人と子供。温と寒。
様々な対比の中でエイリアンとしての主人公の葛藤と成長
最初はもたつく主人公にイラついたりしたが、すでにコレが作者の術中にはまっていた
おもしろかった
共有に関しては肯定的です、村DNAか…
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[投稿:2008-06-08 01:04:36] [修正:2008-06-08 01:04:36] [このレビューのURL]