三国志のレビュー
7点 ペルーサさん
日中関係にも貢献しているような文化的遺産だと思います。
面白いとか、泣けるとか、そうゆう類ではないですが、
小学生でも楽しく分かりやすく歴史に興味が持てる作品です。
官渡が端折ってある。
(作者というより出版社に問題があったんだけど)
あと、南蛮征伐がちょっとくどい。
以上が難点でしょうか。
その点、完成度の高さでは『項羽と劉邦』のが上でしょうね。
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[投稿:2011-02-22 15:57:10] [修正:2011-02-22 15:58:00] [このレビューのURL]
6点 あおはなさん
横山三国志は「功罪」入り混じる三国志でもあります。
この作品を「史実の吸収」と捉えるのかあくまで「エンタメ」と捉えるのか。
本作品が三国志演義がベースにして記述されていることを予備知識として持たない読者に本書を読んで「三国志の歴史を勉強した」と錯覚させている可能性が高いという意味では「罪」。しかしあくまでもエンタメとして本書を把握するにあたっては漫画の歴史上意味が深い作品(というよりエポックメーキング)という意味で「功」。
あくまで横山三国志は「フィクション」であってそのうえでの価値があるということをもっと伝達したいです。
本作の影響で蜀びいきが横行しているけれど、実際の三国志は「曹操対その他」なのでむしろそういった意味では一見オーバーに描かれている蒼天航路のほうがはるかに実話に近いですね。(孔明と曹操。武力系の人が余りに脚色されていることを除外すればほとんど史実どおりですから)
こんだけぶっこいた後で言うのも何ですが、読む価値は十分にあります。でも個人的に「コレは歴史じゃない」ということを前提に読んでいただきたいです。
あと蜀を際立たせる効果の1つとして魏の軍師の顔を「故意」に同じ顔にしたことが個人的にめちゃ不満なので1点減とさせていただきます。(この効果について横山先生自身がカミングアウトされておられる記述あります)
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[投稿:2010-11-06 17:09:07] [修正:2011-02-02 19:21:32] [このレビューのURL]
9点 森エンテスさん
全横山光輝作品の中で、一番好きな作品です。
この漫画の存在が無ければ、「三国志」という物語を題材にしたその他の作品群すら生まれてこなかったのではないかと思えるほどの、あるいみ教科書な作品です。
全60巻というボリュームの中で中弛みも無く、三国志演義の世界を描ききった事だけでも評価に値します。
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[投稿:2010-12-05 09:53:31] [修正:2010-12-05 09:53:31] [このレビューのURL]
7点 即身仏さん
三国志入門とも言える、実にスタンダードな漫画です。(全60巻あるとかはこの際無視)
ただ、これを描いた時期がかなり昔なのと演義をベースにした漫画なので古臭さは仕方ないでしょう。個人的に印象に残ってるのは1つは魏延が斬られた時の描写。馬岱に斬られた時に後ろ向きに倒れるので切られた顔が見えなかった点。作品内で人気があったのだろうと推察出来る描写だったと思う。そして一番は蜀が滅亡する時の劉禅の息子の必死の訴えが父に届かず、一家揃って自刃する所と、奮戦虚しく蜀の滅亡の報を聞き、涙を流しながら手に持つ剣を岩に叩きつけて叩き折る姜維とその兵士達には涙無くして見れない位でした。この点だけでも横山氏は凄い人だな、と思ったものです。
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[投稿:2010-09-23 01:04:27] [修正:2010-09-23 01:04:27] [このレビューのURL]
5点 notatallさん
あの三国志をすべて網羅した点では偉大な作品。
「学校の図書室」に置く価値がある、希少な作品とも言える。
しかしエンターテイメント性は、「学校の図書室」どまり。と言っても過言ではなさそう。
読んで、なんだか賢くなった気分になった人も多いと思うが、それはあくまで錯覚だと思う…。
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[投稿:2010-07-18 22:08:33] [修正:2010-07-18 22:08:33] [このレビューのURL]
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