少女ファイトのレビュー
8点 よーださん
現在8巻まで読んだが、とてもおもしろい。
少女ファイトというのは「週刊少年ジャンプ」の少女版だ。
少年ジャンプではたいていの主人公は少年で、その少年がいろいろな物事を
経て成長していく姿を描く。
しかしこの漫画では、恋に悩み、友情に悩み、様々な悩みを抱えた少女
達(女子高生)がバレーを通じて成長してゆく姿を描く。
設定やストーリーがかなり完成されている。もう作者のなかでは物語の完結
まで見えているのだろう。
安心して読める良作だ。
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[投稿:2012-01-16 22:49:47] [修正:2012-01-21 22:18:23] [このレビューのURL]
5点 booさん
心理描写が上手な作者らしく、バレー漫画というより人間同士の関わりや内面を抉った葛藤を通してキャラクターの成長を描く漫画。試合はそれを表現する付随物という程度。
日本橋イズムというのか作者の特徴が悪い方向に出てしまった作品だと思う。多分気になってしまうともう楽しめない。
・よく指摘されていることだが、人間関係が濃く、内に狭い。チームを守り、一つにするために他のチームに喧嘩売ってあえて嫌われるあたりにもろにそれを感じる。
・絵が個人的に残念な方向に洗練されてしまった。G戦であんなに線について語っていたのに、少女ファイトの線のタッチは巻を追うごとに魅力が無くなっていく気がする。
・登場人物の背景の特殊さ。有名女優の娘、仁義に厚いやくざの娘、重病持ちの彼氏、財閥やその関係の家の子ども、財閥のライバルとなる家の娘などなど他にも多数。
・登場人物の多くがトラウマ持ち。驚くほどに。
前2つに関しては好みの問題だろうし、人間関係が狭いのは作者の人間哲学というか持ち味なんだろうなということでまあしょうがない。
後2つはもう完全に嫌いといってもいいかも。こんな設定駆使しないと話を盛り上げられないのかと作者の力量を疑ってしまう。重い話はたまーにあればいい話になりうるけどこうも頻繁にやられると食傷気味だし、最近昼ドラのようなドロドロしてるだけの話が多すぎる。作者には普通の日常の中でキャラを掘り下げれるようになって欲しいな。
日本橋ヨヲコは本質的には少女漫画成分が多い漫画家だと思う。絵が違いすぎるだけで少女ファイトにその成分が占める割合は大きい。濃密な心理描写という彼女の長所はそれ由来だろうけど少女漫画にありがちな欠点までも感じてしまうのは私だけだろうか。
心理描写も特に最近は空回り気味で残念。あまりにも色んな意味で現実と乖離しすぎて感情移入が難しくなってきたのが原因かもしれない。
ただ評価できる点としては、キャラクターとストーリーに一切の矛盾がないこと。いい意味でも悪い意味でも。
日本橋ヨヲコはまず結末を考えてから、そこへの過程を描いていくらしい。そうなんだろうな、と思うくらいに物語は完全にコントロールされている。しかし私にはあまりにも現実的じゃないくらいに矛盾や暴走がない予定調和の物語に思えてしょうがない。
1巻の期待値はこれはG戦を超える名作になると思った程だったのに巻が進むほどに気になる所が多すぎて楽しめなくなってしまった…。
私はあまり日本橋ヨヲコが好きじゃないのかもしれない。それかG戦場ヘヴンズドアでぎりぎり保たれていたバランスが崩れてしまったのだろうか。
人を選ぶ作品で、私の好みに合わなかっただけかもしれないけど。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-07-28 02:11:03] [修正:2011-07-28 18:15:31] [このレビューのURL]
6点 居酒屋さん
キャラ作りがほんとに上手い
バレーもまともに書いてるし
まだmだ序盤だけど今後も安心してみれる
作者が自分に合うってのもあるけど
今後も大いに期待してます
追記
最近はなんかあいません。作者の主張が露骨すぎでのめり込めない
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-08-16 15:00:59] [修正:2011-01-01 17:12:07] [このレビューのURL]
8点 もへぢさん
日本橋臭といいますか、これまでの作品の独特のアウトローっぷりが少し薄れてきているけど、本格的なスポ根マンガにするためにはいたしかたないことか・・・?
バレーボールに対する熱い情熱というものがそこはかとなく感じられて、今後がとっても気になります。
最近は、少し人物の過去に焦点を当てすぎている気がします。
ここまで育ててきたキャラクターなんだから、独り立ちしていってもいいはずなのに、まだ作者の手がかかるようですね。
どなたかも書いていますが、隔週発売の雑誌で隔号連載イコール月イチ連載。
なんとか隔週ペースで連載してほしいということと、30代サラリーマンには単行本を買いづらいタイトルってことで、−2点で8点です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-03-30 23:18:13] [修正:2010-10-05 19:30:36] [このレビューのURL]
7点 s-fateさん
表紙の絵のうまさで読んでみようかと思って読んでみたら、当たりでした。バレーマンガと言えばバレーマンガですが登場人物がそれぞれ異なる背景を持っていてそれを融合させ話を展開するためにバレーを持ち出しているので、実はバレーでの勝ち負け自体はそんなに重要じゃないタイプのマンガだと思います。それから、絵も含め時代感があまり感じられない(今風でも昔風でもない)ので、古くさくなりづらい、意外と後々残る作品になるかもしれません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-02-20 13:47:42] [修正:2010-09-30 00:11:10] [このレビューのURL]
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