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7.93点(レビュー数:58人)

作者徳弘正也

巻数20巻 (完結)

連載誌スーパージャンプ:1997年~ / 集英社

更新時刻 2012-01-19 13:35:22

あらすじ 西暦2030年、男女隔離政策下にある近未来日本に密かにインターネットを通じて結婚した一組のカップルがいた。狂四郎と志乃ことユリカ。
その世は性欲を抑えるため、ポリゴンによるバーチャセックスが主流になり、国民はこれによる奉仕に満足し、逆にそれを手にするために働くようになった。
第三次世界大戦後の死滅へと向かう国家の話であると同時に、ただ二人が愛し合ったというそれだけを証明するだけの話。

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狂四郎2030のレビュー

点数別:
51件~ 55件を表示/全58 件

6点 めぐみるくさん

下品すぎな表現が多すぎましたが、
全体を通してのストーリーは魅せられました。
エロさえなければ・・・10点でした。
全体の半分はエロだと言っても過言ではないですよね。
途中、嫌になってきました・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-06-15 17:35:26] [修正:2006-06-15 17:35:26] [このレビューのURL]

7点 スコットさん

ストーリよし、迫力のある戦闘シーンもよし、なんですが、
正直エロは余計と思いますね。それは減点対象。
愛をテーマにしている以上ある程度必要とも思いますが、
正直この下品な絵で何回もウンザリするほど見せられては…
エロシーンがもうちょい少なければ私の中で一、二を争う名作になってたと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-03-26 05:54:37] [修正:2006-03-27 02:26:11] [このレビューのURL]

10点 チビさん

20巻にも渡る長期連載でありながら穴が見つかりません。
絵が独特なので好き嫌いがあるでしょうが、殺陣の描写が上手く、ストーリー設定も素晴らしいです。
読まず嫌いは損です。ぜひ読んで見てください。

自分は八角親子編とオアシス農場編が好きです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-01 17:29:58] [修正:2006-02-01 17:29:58] [このレビューのURL]

10点 団背広さん

[ネタバレあり]

新ターちゃんのころからこの作者さんは結構凄い人なんじゃないかと思っていたが、まさかこの人の本気がこれほどとは。
この迫力、この深味。そしてギャグもちゃんと活かす漫画性。
ああ、もう何から書きゃいいんだ?何から誉めりゃいいんだ?誉めるとこが多すぎてどこから書いたらいいんだかわからねえよ!とか言いたくなるくらい凄え漫画なんで、俺なんぞではうまくまとめることすらできません。ってかさ、真面目にこれのレビュー書こうと思ったら半端じゃない長文になっちまうよ!ああ困った困った。

とにかく名エピソード揃いで、どの話も素晴らしいです。
俺がその中でも特に良いと思うのは八木編、白鳥編、アルカディア編の3つ。「S」との熱いバトルが出てくる八角大尉編もかなり良いが、まぁ選べと言われればこの3つです。
八木編は八木というキャラ自体がいいし、ガンダム0080を思い出すラストが泣ける。アルカディア編はフェイント付きの激辛なオチとそこに至るまでの展開が秀逸。
そして白鳥編。これはもう、マジで最高のエピソード。
マイカを抱いた白鳥の「お前が初めての女だ!」に俺は泣いた。
ああ、なんて童貞くせーセリフなんだ!痛いほどにわかるぞ、白鳥!何かわかる!妙な何かが!非常に恥ずかしい何かがな!

んで白鳥と狂四郎のガキのころの話もいいし、何より〆の「二人で200人斬り」はもう男なら燃えろ!と言わんばかりの激燃えシーン。少数で圧倒的多勢に向かっていく、というのはやっぱいいね!燃えるね!最高だね!!
しかもちゃんと俯瞰視点で敵の多さを見せたりとかの映画的な演出も入っていて、なんかもう嬉しくなっちゃうよ。どこまで幅が広いんだ、この人の漫画は。あーもーなんかスゲェ。

時代劇+SF+ラブストーリー+ギャグという多くの要素が混ざっていながら、どれもおろそかにしておらず、むしろ全ての面で深くまで斬り込んでいるという隙の無い漫画。
ま、「結局八角博士のタイムマシンってなんだったの?」とかいう穴もあるにはあるが…そんなのは気にならなくなるほど迫力のある内容ですからね、やっぱ傑作ですよ。大傑作ですよ。これだけ完成した長編連載が他にどれだけあるってんだ?文句無し10点!

ナイスレビュー: 3

[投稿:2006-01-31 11:20:57] [修正:2006-01-31 11:20:57] [このレビューのURL]

9点 白い犬さん

[ネタバレあり]

この作品は非常に完成度が高い。しかしマイナス点をつける人の
大半は「下品」「エロ描写が多すぎる」ということを
いっている。個人の感想なのでそう感じてしまうのはそれでいいことだ。
私が思うに、この作品が下品なのは徳弘テイストのお約束的下ネタギャグは仕方ないとして性描写の多さは「セックス」という肉体の繋がりが物語の核になっているからだと思う。(読者サービスもあるのだろうけど)
男と女が隔離されて人口制限されている近未来。セックスは政府の管理下におかれている。個人と個人の結婚、セックスは権力者のみの特権である。そんな世界でエリカは権力者により性的人権を踏みにじられ、
またプログラマーとして数々の男のむきだしの欲望を目の当たりにして
絶望の世界の中生きていた。そしてその世界からエリカを救ってくれたのは狂四郎とのセックスなのである。セックスで貶められた精神を癒せるのはセックス、という矛盾のようだがセックスの生殖目的以外の意味の二面性をSFという設定の中でよくぞうまく表現したものだと思った。いや、男女完全隔離というSFの世界だからこそ描けたのかもしれない。
物語は複雑化して政府を狂四郎&バベ+エリカが倒すことを期待した人にとってはようやく二人現実世界で出会って本部から抜け出しておしまい、という展開は納得がいかなかったと思う。(タイムマシンの伏線も
ほったらかしだし)徳弘の手腕なら狂四郎達がこのあと政府を転覆するくらいのストーリーが描けたと思う。でも徳弘はあとがきに書いているが物語はロミオとジュリエットであってあくまでもラブストーリーとしてのハッピーエンドを選んだ、とあった。たぶん徳弘本人も相当迷ったのではないかと思う。
でもはじまりがラブストーリーであったこの作品を途中作者が社会派に目覚めて風刺しだしたりするより(そういう漫画、長期連載だとたまに見かけますよね)いさぎよくラブストーリーで締めたことで私はすっきりした。めでたしめでたし、というところです。



あと下ネタのない徳弘漫画なんて牛肉抜きのスキヤキみたいなもんですよ。


それにしても、ここまで設定が完成されてると
ハリウッドあたりがしれっとぱくりそうですね。
ほら、ハリウッドって日本の漫画やアニメから
設定とかなにやらけろりとアイデア盗むじゃないですか。
なんて余計な心配してみたり。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-12-08 17:35:18] [修正:2007-08-07 15:24:15] [このレビューのURL]

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