ブッダのレビュー
7点 チャドさん
漫画としての面白さを基準にしてない作品だと思う。
どっかの大学で仏教学の資料に使われててもおかしくないくらい、ちゃんとした「ブッダ」本。
こういうモノをこういう形で出せる、という事に感動。
まぁ、堅苦しく考えなくても、しっかり物語。
だれかに説法したくなる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-24 23:12:23] [修正:2008-02-24 23:12:23] [このレビューのURL]
7点 creさん
面白いというよりは考えさせられる漫画という感じ。
世界観は同作者の火の鳥が近いように思うが、この漫画では主に生物の死について描いている。ブッダが死というものに対して、どう思い、どう考え、そしてどう結論づけたのか。細かく描かれていて、共感できるかどうかは別としても、読みながら同時に考えさせられる。
昨今の、というか特に戦国時代なんかの日本の仏教は、祈れば極楽に行けるとかカルトじゃねぇか、とか思っていたけど、元はと言えば一人の人間が悩みぬいて苦しみぬいて、やっとたどりついた境地の教えだったのだ思うと、権力に利用されるのはすごく不憫に思う。まあそれはキリスト教もイスラム教も同じようなものなのだろうけど。
自分がどのような思想を持っていたとしても、2500年もの長きに渡って多くの人を救って、または勇気づけてきた人間の思想の断片でも知るのは意味があるのではないかな、と思う。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2008-02-07 07:49:02] [修正:2008-02-07 07:49:02] [このレビューのURL]
9点 Dr.Strangeloveさん
傑作の多すぎる手塚治虫の中でも
群を抜く傑作です。
宗教の話だからと言って敬遠する人は
間違いなく人生の半分は損していると断言できます。
全盛期の手塚治虫が
恐るべき力を持っていたことが分かる名作。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2007-01-07 14:39:50] [修正:2007-01-07 14:39:50] [このレビューのURL]