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7.86点(レビュー数:22人)

作者藤子・F・不二雄

巻数3巻 (完結)

連載誌短編集:1968年~ / 中央公論社

更新時刻 2009-11-27 19:33:10

あらすじ ---

備考 藤子・F・不二雄大全集に『少年SF短編』全3巻で収録

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SF全短篇のレビュー

点数別:
16件~ 20件を表示/全20 件

10点 とろっちさん

天才の、天才による、大人のための短編集です。

不条理な設定、ブラックユーモア、鮮やかなドンデン返し、強烈な社会風刺。
もちろんハッピーエンドになる作品も多数。夢と希望と毒と皮肉に溢れた作品が満載です。

笑いあり、涙あり、驚きあり、怖さあり、下ネタまであり。もう言うことなし。
読むたびに衝撃が心にズシリと響きます。
凡庸な作品ではどれだけ長く描いても表現できないような衝撃が、
一話30ページ前後の中にたっぷり詰まっています。

短編集のレビューが「異色短編集」と「SF全短篇」の2つに分かれてしまっていますが、
少なくとも異色短編集にある話はすべてこちらにもあるようです(たぶん)。
なので、もしどちらも選べるなら、こちらを手に取ることをお薦めします。
PERFECT版も選べるなら、もちろんPERFECT版の方がいいですが。

個人的ベストは「カンビュセスの籤」です。
他に3つほど無理に挙げると、「箱舟はいっぱい」「流血鬼」「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」あたり。

異色短編集も含め他の方のレビューを見ると、お気に入り作品の何と多彩なことか。
読んだ人それぞれに思い入れのある作品にきっと出会える、極上の作品集です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-07 20:33:53] [修正:2010-02-07 20:33:53] [このレビューのURL]

10点 yutaさん

ドラえもんのイメージだけでこの作者を捉える事なかれ。
ドラえもんを読んでいても時々作者の風刺なんかがポロっと出てくるが、こういったいかにもSF漫画という感じの作品を読まないほんとのとことはわからない。
人間の暗い部分をどんどん暴いてゆく。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-11-08 01:24:41] [修正:2009-11-08 01:27:38] [このレビューのURL]

10点 小塩さん

作品毎の風刺がすごい
人間の泥臭い部分をこれでもかというほどに突いてくる

「絶滅の島」の最後を読んだ時はぐうの音も出なかった

藤子先生は、まさに天才だと再認識させられる作品

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-18 20:36:06] [修正:2008-08-18 20:36:06] [このレビューのURL]

9点 DEIMOSさん

PERFECT版の評価です。

20年以上前の作品ばかりなのに、全く古くない。
それどころか、最近どこかで見たような設定がかなり出てくる。
デスノート、LOST、…挙げればキリがない。
それだけ時代を先どっていたということか。
これは、SF漫画大全的な意味づけを持つと思う。

また、PERFECT版一巻のF先生のご子息のあとがきが涙を誘う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-27 05:31:33] [修正:2008-02-27 05:31:33] [このレビューのURL]

10点 Dr.Strangeloveさん

「劇画オバQ」
「ミノタウロスの皿」
「カンビュセスの籤」
「分岐点」
「イヤなイヤなイヤな奴」
「間引き」
「流血鬼」
「ひとりぼっちの宇宙戦争」
「絶滅の島」
「老年期の終わり」
「みどりの守り神」
「未来ドロボウ」
「大予言」
「ある日、、、」
「あのバカは荒野をめざす」
「タイムマシーンを作ろう」など珠玉の名編がぎっしり。

もはや古典であり歴史的価値も含めて
10点をつけさせていただきます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-15 19:03:27] [修正:2007-06-15 19:03:27] [このレビューのURL]

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