ホーム > 不明 > 野生時代 > 火の鳥

8.01点(レビュー数:53人)

作者手塚治虫

巻数17巻 (未完終了)

連載誌野生時代:1954年~ / ---

更新時刻 2012-07-23 01:09:19

あらすじ 火の鳥を中心に壮大なスケールで描く手塚治虫のライフワーク

備考 手塚治虫が漫画家として活動を始めた頃から晩年まで描かれており、手塚治虫のライフワークだといわれている。しかし残念ながら火の鳥の最終章である「現代編(構想のみ)」は作者の死亡のため、描かれる事はなく「火の鳥」は未完に終わる。マンガ少年・少女クラブ・COMなどにも連載していた。

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火の鳥のレビュー

点数別:
41件~ 45件を表示/全45 件

10点 真樹さん

宇宙という器、地球という器、その中での人間・生物達のドラマ。
とにかく壮大過ぎる世界観ながら、混乱も退屈もさせずに
読み込ませてしまう辺りが、超名作と呼ばれる所以でしょう。
漫画としての面白さも持ちつつ、下手な自然思想書以上に考えさせられる深さを持っている。
人が誰しも一度は抱く根源的・哲学的懐疑に自らの思考力で向き合える、
それ位の精神成熟度に達して初めて、この作品の本質が理解出来るのではと思いました。
そういった意味、若年期と大人になった時とで、読後の印象がだいぶ変わると思う。
私は既にイイ大人になったつい最近読み返してみて、色々心にクるモノを感じました。
死生観、自然観が異なる人には合わないかもしれませんが、考えるキッカケにはなると思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-08-14 04:42:36] [修正:2005-08-14 04:42:36] [このレビューのURL]

9点 noriさん

手塚治虫の哲学が凝縮されている漫画。
政治、戦争、宗教と人類が経験してきた、またはするであろう問題を
巨大なスケールで描きながらも同時に人間一人一人のドラマも見事に書ききっている。
手塚治虫は「人類」を描いたといえるほどの壮大さがこの漫画にはある。

どの編からもそれぞれの世界を感じさせる名作。
未完で終わってしまったことが本当に悔やまれる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-06 21:47:33] [修正:2005-08-06 21:47:33] [このレビューのURL]

5点 カラシンさん

世界観を広げすぎたかな、という感じ。
少し間違えば変な宗教漫画に見えなくも無い。 
この漫画を読み、感動すればとても素晴らしい作品となるのでしょうが、感動できなかった場合は、ただの駄作に見えて仕方が無い。 漫画ではなくて「本」の方をたくさん読む人は、それほど面白く感じないと思う。 何というか、淡白だ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-21 16:56:18] [修正:2005-06-21 16:56:18] [このレビューのURL]

10点 dieさん

手塚治虫という人が何故天才といわれるかが良く分かる漫画。

未来編、復活編は個人的に大好き。
人間という生き物のちっぽけさを味わっていただきたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-05 22:15:58] [修正:2005-06-05 22:15:58] [このレビューのURL]

10点 団背広さん

この作品にはロマンとスペクタクルと哲学が溢れんばかりに盛り込まれている。読んでいると心臓に腕を突っ込まれるような感じすらする、それくらいに凄まじく恐ろしい漫画だ。
毒と愛とがぐちゃぐちゃに入り混じったこの世界こそが、本当の人間の世界。それは救いようがなく、だからこそ美しい。

この漫画が描かれたときこそ、まさしく手塚治虫の手に神が宿った瞬間だろう。すべてが圧倒的すぎる。
なんか読んでて土下座したくなった漫画。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-05-11 22:58:56] [修正:2005-05-11 22:58:56] [このレビューのURL]

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