トリコのレビュー
8点 とろっちさん
この作品、最初に読んだときには妙な既視感がありました。
よくよく考えてみると、「HUNTER×HUNTERの美食ハンターの話を広げただけじゃん」と思ったり。
その他、バトル重視の展開に走りがちだったり、捕食レベルのインフレが甚だしかったり、
やっぱり品がなかったり、モンスターデザインがお世辞にも格好良いとは言えなかったりもします。
が、それらを補って余りあるほどに楽しい展開も待ち受けています。
そもそも話の目的が「敵を倒す」ことではなく、「人生のフルコースを完成させる」こと。
未知の食材を探しに秘境を訪れたりとか、伝説のスープを作ろうと試行錯誤したりとか、
冒険心、宝探し、そういう欲求をくすぐるようなことがものすごく丁寧に描かれています。
そしてバトル一辺倒にならないための「料理人」小松の存在感。 すごく良いです。
「夢と希望に溢れた世界」なんて今や死語もいい所ですが、この作品にはまだまだそれがありそうです。
読むたびにドキドキワクワク感を与えてくれる、数少ない良質の少年漫画。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-12-28 01:03:19] [修正:2010-12-28 01:25:42] [このレビューのURL]
8点 パンダマンさん
生きているならどんな生物でも興味ある「食」。それとバトル漫画をあわせて緊張感を出し、ついでに自然では普通の「生死」まで考させる。簡単そうで結構難しい合わせ技ができる作者の高い漫画力が光る。
映画でもアニメでも漫画でも一番難しいのは食べるシーンなんだそうで、ただ「おいし?!!」で済んでいたのは昔の話。眼が肥えてきた読者にも「うまそう?」「そんなにうまいの?!」と思わせる色々な食べるシーンは必見。わけわからないやばそうな食品なのになんだか食いたくなってくる
食材への感謝の気持ちも、狩猟民族だった日本人には普通の考え方だったけど今では忘れられてしまってる現在。こういうトリコの狩った食材への気持ちも上手く表現してて正直感心してしまった。
海岸に打ち上げられたクジラの死体をかわいそうだから埋葬するとかわけわからないニュースが一年に一回くらいあるが、日本人ならこの漫画を読んで感謝する気持ちを忘れずにガッツリ全部おいしく食べてもらいたいものです
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-30 01:27:45] [修正:2010-11-30 01:27:45] [このレビューのURL]
7点 funkanimeさん
タイトルだけ見ると一体なんの漫画なのかさっぱり分かりませんでしたが、食わず嫌いせずに読むと唯一のフルコースを求めて旅するような漫画。で、食材といっても殺傷能力を持つレベルなのでその都度戦う感じ。
どんな食べ物が出てくるのか楽しみですし、スゴイ美味しそうなメニューも出てきます。
購入には至りませんでしたが、自分の中で集英社の株を上げてくれたもっと売れてほしい作品。完結したら一気に読みたいですね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-24 18:28:17] [修正:2010-11-24 18:29:20] [このレビューのURL]
7点 あおはなさん
普通に面白いです。島袋先生の作品では間違いなくこれが一番です。トリコよりキャラが立っている奴がかなりいるのでちょっとなあと感じるときはかなりありますが、多分この作品はトリコと小松セットで捉えないといけないのだろうなあというのがセンチュリースープ編からセツ婆登場の段階で何となくの認識になってきました。小松がセツさんの域に達するのは?意外と先が気になる漫画になってきました。あれ?この漫画の着眼はフルコース仕上げたり神の食材云々じゃなかったっけ?というかそれらの探索をとおしてこのコンビがどうなっていくかということなんだかなきっと。ようやく最近おぼろげにこの漫画の主旨がわかってきたような。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-04 17:15:25] [修正:2010-11-04 17:15:25] [このレビューのURL]
8点 カメオさん
あの頃の、大好きなあの頃のジャンプ漫画が冷凍睡眠から覚めて帰ってきてくれた。
僕はトリコを読んでそう感じた。
もう本当に「分かってらっしゃる!」っていうバトル展開。
それでいてバトル一辺倒にならないストーリー構成。
魅力十分のキャラクター。
うん。
これだよ、これなんだよ。
ずいぶん遅くなったけどしまぶーには心から「おかえり」と言いたい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-17 00:23:42] [修正:2010-05-17 00:23:42] [このレビューのURL]
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