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7.99点(レビュー数:289人)

作者岩明均

巻数10巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:1988年~ / 講談社

更新時刻 2012-08-21 12:43:08

あらすじ ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。それは、人間に寄生して脳をのっとり、別の生き物となって日常生活に紛れ込む。肉体ののっとられた部分は「考える筋肉」とでも言うべき特性を帯びていた。高い知性を持ち、刃物や紐などの形に自由に変形し、寄生した個体と同族を捕食の対象とする。捕食の際には寄生体全体が口となる。そのエサは人間…間一髪で脳ののっとりを免れ、しかし右腕に寄生された主人公の高校生・泉新一。その「右腕」・ミギーとともに始める寄生生物=パラサイトとの戦いを描く。

備考 モーニングオープン増刊に不定期連載されていたが移籍した。

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寄生獣のレビュー

点数別:
91件~ 95件を表示/全289 件

9点 てへぺろさん

高校生のころに読み、大人になってからも1回読みましたが、
かなり面白いです。

市庁での戦闘がすごく印象に残っています。
ショットガンでなんとか倒してたり、
後藤が強すぎたりと

1番最後は人との対決っていうのはあれかもですが

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-13 16:49:40] [修正:2011-11-13 16:49:40] [このレビューのURL]

10点 うえうえさん

この漫画を読んでる時に思ったこと。
おいしく食べるために牛や豚をミンチにする。
自分ももちろんハンバーグとか大好きだし、ミンチにすること自体、今まで何一つ不思議に思ったことはない。
でも、人間を食べる生きものがいて、その生きものが食べやすいように人間をミンチにして食べる。
おそらく大部分の人が残酷だと思うだろう。
それは自分自身も思ったことだし、そう思うことって不思議じゃないと思う。
でも、それなら牛や豚はどうなるのか。
食べなければ生きていけないのも事実。
でもそれなら、牛や豚をミンチにすることに対して残酷だと思うべきじゃないのか。
この漫画を読んでそんなことを考えさせられた。
でも、これはほんの一部の場面で思ったこと。
深すぎて、本当にいろいろ考えさせられた作品。
この作品のすばらしい所とか良い所とか伝えたいんだけど、たくさんありすぎるし、言葉や字では説明できないや。
とにかく読んでほしい。
少なくとも自分は、生きることや、生きてるものに対する考え方がかわったかな。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2011-10-02 01:43:32] [修正:2011-10-02 01:43:32] [このレビューのURL]

8点 メカガメラさん

名作であるということに異論はないが、このサイトでも多数のレビュワーが述べている意見の傾向と自分の考えとでは若干評価のベクトルが異なる。

ここでもよく目にする寄生獣の魅力は「テーマが深い」といったものが多めだ。この作品のテーマとは大雑把に言えば「人間の醜さと素晴らしさ」なのだろうが、かなり大きくて抽象的なテーマだと思う。

これは作者の哲学であり、そもそも明確な深さの定義もない。
作者の考えが丁寧に、奥深く描写されていることは間違いないが、これ事態を深いと感じるかどうかは読者の感覚や思想により異なるだろう。
ぶっちゃけた話、テーマそのものはマンガならいざ知らず、他の媒体(小説や映画など)ではこの作品と同等以上に深い描写に思えたものも珍しくはない。

自分が考える寄生獣の凄さというのは今述べたテーマそのものなどではない。むしろ、作者が据えたテーマを作品の核とし、作者なりにその答えを終盤で提示して物語を締めくくったその「構成力」であると思う。
娯楽重視の性質を持ち、なおかつ長期に渡る連載期間や、実力が及ばなければ打ち切られるシビアなマンガという媒体で、ここまで様々なアプローチで自分の哲学をストーリーに盛り込んだ構成力は、もはや頂点と言っていいのかもしれない。

ただ、その一方で、寄生獣が漫画としての頂点かと問われれば、それはまた違う気がする。
確かにストーリー構成の完成度は最高レベルだが、漫画にはそれ以外にも必要不可欠な要素が多数あり、寄生獣はそのすべてをカバーしているわけではないからだ。

マンガのみが持つ性質を活かした、漫画のみの魅力。それこそ「画」や「コマ」を活かした視覚的且つ直感的な魅力や、娯楽性だと思う。
これはマンガにおいてはストーリーと同等のウエイトを占める要素である。むしろマンガ特有の要素という意味では、相対的により重要な要素とも考えられるかもしれない。

そういう側面の技術力を考えれば岩明均は特別優れた能力を持っているわけではない(形容しがたい持ち味こそ感じるが)。むしろ並である。

極端な話、ストーリーでは最高級だが漫画的表現は並の寄生獣と、ストーリーなんて空っぽと言われているが漫画的な演出では最高クラスのドラゴンボールのどちらがマンガとして優れているかと聞かれれば、個人的には後者を選ぶ。


ただし、寄生獣を中学生の頃に読むことができれば、人生のバイブルになったかもしれない。
少年少女に色々考えさせるだけの説得力と存在感のある作品だということは間違いないだろう。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-09-25 15:54:23] [修正:2011-09-25 16:09:03] [このレビューのURL]

8点 boushipanさん

とても安定して楽しめるマンガだと思います。

主人公がパラサイトと人間両方の意見のなかで
どう変化していくのかすごく楽しめました。
何度読み返しても毎回違った面白さが見えてきます。

賛否両論ありますが自分的にはとても気持ちのいい
終わり方でした

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-08 22:40:28] [修正:2011-09-08 22:40:28] [このレビューのURL]

6点 リッチ大佐さん

なかなか面白いのだが、どうしても昭和くささを感じてならない、重いテーマを書いているがそこまでくどくなく、淡々と読ませる力はあると思った。いろんな人に貸してみたが、その反応もたんぱくだった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-05 08:46:21] [修正:2011-09-05 08:46:21] [このレビューのURL]

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