わたしは真悟のレビュー
10点 ogiさん
これは凄まじい作品
子供と大人、社会と非社会、現実と非現実
そんな様々な境界を描いた作品……
と言いたいところですが、この作品を上手く言葉で説明
することは不可能です。脳みそがちぎれそうになる。
また印象的な描写や扉絵が多く、楳図かずおのセンスの良さ、
突き抜け具合を見せつけられる作品。
特に“program4-apt11交信不能”の扉絵はコピーして部屋に
貼っています!
他のレビュワーさん達のご指摘の通り、整合性に欠け、伏線も
回収されぬままの部分もあります。しかしそれによってまた
この作品の狂気が加速されているのではなかろうかとも思います。
特にコミックス8巻以降は夢と現実を行き来するような?展開
になります。(文庫だと5巻以降位かな)
漫喫で数刊読んだ後にどうしても欲しくなり、ヤフオクでコミックス全巻セットを落札しました。コミックスは入手が難しいので買うなら文庫になるのかなぁ。
最近(2010年現在)楳図PERFECTION!(楳図かずおの選集決定版)としてこの作品も復刻されたようです。この機会に読んでみることをオススメします。ちなみに先程触れた扉絵がこの復刻版第4巻の表紙になっているようです。
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[投稿:2010-02-18 18:43:33] [修正:2010-02-18 22:30:52] [このレビューのURL]
9点 二軍Tシャツさん
いやもうホントご免なさい。
ほとんど解説出来ません。
ただ『傑作』とだけ言わせて下さい。
内容に関しては、
「後半の伏線(?)が回収しきれてない。結局あの島はなんだったのか良く分からない。日本人の意識って?」
との声を聞くことがありますが、結局そんなこと分からなくてもいいんです、大人の小難しい事情なんて知ったこっちゃありません。
だってさとるは「こども」なんですから。
作者が「こども」と「大人」を全く次元の違うものとして描いているように、住む世界が違うんですから。
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[投稿:2009-10-09 21:03:08] [修正:2009-10-31 19:41:15] [このレビューのURL]
4点 cyucyuさん
楳図さんらしいすごい勢いの漫画です。
ただ楳図の漫画としてもほとんど伏線が回収されておらず
圧倒的に説明が足りず無理矢理読み解こうとする気が失せるほど
ぶっ飛んでいるのでこの点数です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-08-28 02:37:33] [修正:2009-08-28 02:37:33] [このレビューのURL]
10点 佐々木裕健さん
「天才と基地外は紙一重」という言葉の象徴みたいな作品である。
楳図以外ならば決して許されないのではないかというくらいの、論理的な飛躍がありまくる展開で、楳図に思い入れの無い人が読むと、その点を持ってして「失敗作」と断じられてしまう危険性もある。それはあながち間違いではなく、それほどギリギリのところで成立している作品である。
満点をつけた私自身も、この作品に対する一般的な評価、批評を見ること無しに、「名作!」と言い切れたかどうかは、自信が無い。
そういった、ある種の「偏見」「色眼鏡」がついているかも知れないと思いつつ、満点をつけたのは、
「この作品の良さは、ちっぽけな自分ひとりの力で発見できるような種類ではない」でも「良さは確かに存在する」と感じたからである。
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[投稿:2007-06-16 18:04:54] [修正:2007-06-16 18:04:54] [このレビューのURL]
10点 クラムボンさん
さあて、10点をつけたものの何も書くことが出来ないぞ。
いちおう1000冊ぐらい漫画は持ってるけど、これといくつかだけは本棚での扱いが違う。それぐらい好き。
ゆえになにも書けず、硬直してしまう。
1回目は綿密なストーリーやメッセージ性に頭を打ちぬかれた。
2回目はまた異なる印象を与えられ、この作品の懐の深さに感動した。
3回目は・・・なぜかわからないけど、泣いた。一番心に響いてきた。
この作品は間違いない。純粋にそう思った。
そして、やっぱり楳図センセイの絵はなんか動きがおかしいよ。とも思った。
とりあえず読んでほしいな。
そして、こんなの0点だと思ったら1年おいてまた読んで欲しい。
そういう漫画だから。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-02-02 03:33:14] [修正:2007-02-02 03:33:14] [このレビューのURL]
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