ホーム > 不明 > 短編集 > 高橋留美子傑作短編集

7.66点(レビュー数:3人)

作者高橋留美子

巻数2巻 (完結)

連載誌短編集:1995年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:32:57

あらすじ 新鮮な感性と大きな可能性が見られる初期短編傑作集。創作年度順に読め、高橋留美子ファン必見の二冊。
1巻収録
勝手なやつら/腹はらホール/黄金の貧乏神/ダストスパート!!ミスター・プーの巻/ダストスパート!!ゴキブリは生きろ、ブタは死ね!!の巻/ダストスパート!!マリン・ボーズ’97の巻/ダストスパート!!行方不明路の巻
ダストスパート!!ダスト・シーンの巻/商魂/ふうふ
2巻収録
炎のストリッパー/ザ・超女/怪猫・明/笑え!ヘルプマン/戦国生徒会/闇をかけるまなざし/笑う標的/忘れて眠れ/われら顔面仲間

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。

シェア
Check

この漫画のレビュー

8点 オカシューさん

高橋留美子先生の魅力をアピールする際には紹介する作品に特に注意を払う。

週刊サンデー作品(犬夜叉等)を最初に勧めるのはリスクが高い。 
魅力あるキャラクターや設定がありながら週刊連載という時間制約の厳しい創作環境が作品を間延びさせている部分がある事を認めざるを得ないからだ。

「めぞん一刻」を出すのがテッパンだと思うが前半はラブコメ色よりギャグ色が強い。
ので怒涛の後半まで楽しむのは確実に好きになってからの方がよろしかろう。

そんな中、高橋マンガ初心者にオススメできるもっとも優れた一冊が本作「傑作短編集」だ。
そしてできたら2集が良い。私もソイツで目覚めたクチだ。

増刊サンデーに半年周期で掲載されたシリアス作品が4本入っている。
当時「うる星」に距離を置いていた私は衝撃を受けた。
高橋留美子はこんな凄いシリアスが描けるのか、と。

高橋シリアス作品人気はその後もうなぎのぼりで「人魚シリーズ」が開始される。
だがたまたま人魚シリーズが連作可能な作品構成だったからで他の作品も決して見劣りはしない。

まとめっ。

週刊連載のメジャー作品だけで高橋留美子を判断するのは早計。
ギャグ、ラブコメ、シリアスと多くの顔を持つ高橋留美子の全てが味わえる短編集。

第2集「炎トリッパー」

何も言わずまずはこれを読んで欲しい。大人気作家となった秘密はここに隠されている。





ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-11 00:59:31] [修正:2010-07-11 00:59:31]

高橋留美子傑作短編集と同じ作者の漫画

高橋留美子の情報をもっと見る

同年代の漫画

短編集の情報をもっと見る