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4.5点(レビュー数:2人)

作者あずみきし

巻数21巻 (連載中)

連載誌月刊コミックバンチ:2013年~ / 新潮社

更新時刻 2021-04-25 17:04:43

あらすじ 彼岸と此岸の狭間、天国や地獄へ行く前に死者達が訪れる「シ役所」と呼ばれる施設が舞台。現代世相に対する鋭い風刺を効かせつつ、死者達や職員達の織り成す人生模様が描かれる、オカルティックな一話完結型の現代ドラマ。

備考 あずみきしのデビュー作にあたり、2013年11月号から連載中。2021年1月時点で電子版を含めた累計発行部数は400万部を突破している。2019年10月から12月までテレビ東京にて、TOKIOの松岡昌宏主演でテレビドラマ化。

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この漫画のレビュー

8点 朔太さん

設定の面白さが群を抜いています。
人が死んだ経緯をネタに、ほとんど無限に人生ドラマ
が描けそうです。

死後から振り返った人生の振り返りをするパターンが
多くて、上手く生きたいのに上手くいかない不運な
人生や自分勝手で思い上がりの強い人生や様々な
人生模様の多様さに気づきます。
良く生きるより善く生きることが大切だということが
死後の世界から見えるんですね。
48条しるし、が特に心に響きました。
死後の世界が本当にこんな風だったら、もっと気楽に
生きていけそうだなと考えたのは私だけでしょうか?
「87条お先に」では感じ入ります。
死んで生きたことを思い出すことがあれば良いのですが・・。

作者のきしさんは、大変な苦労人で40作品ほどの投稿を
した上で、本作品で初めての連載を獲得されています。
絵は、細線だけを使ったモノトーン風で、個性的です。
一作一作が丁寧に練り込んでいる印象があって、好感が持てます。
善悪の判断は読者に投げていますが、様々な人生ドラマの
面白さを提供してくれました。

私的には、巻末にある業務報告書と題されたエッセイ漫画が、
気に入っています。
さくらももこさんに通じるユーモアセンスと洒脱さがとてもよろしいです。
現在19巻まで出ていますが、長く連載が続けばと思っています。
18巻まで読みました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-09-09 07:35:06] [修正:2022-05-21 08:46:08]

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