あらすじ 山に魅せられた男、島崎三歩。若くして世界の巨峰を登頂した後、三歩が選んだ道は日本でのボランティア救助隊員だった。感情に流されることなく、常に最善の結果を求めて救助活動をする三歩。ときには非情で冷酷とみなされ、遭難者やその関係者と衝突することも。山があり、登頂者がそこを訪れる限り、三歩の救助は続く。
備考 当初はビッグコミックオリジナル増刊で不定期連載されていたが、途中からビッグコミックオリジナル本誌に移籍した。2008年第54回(平成20年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞作品。「ビッグコミックオリジナル増刊」で不定期連載されていたが、2007年から「ビッグコミックオリジナル」に移籍した。
この漫画のレビュー
8点 polojoさん
自身も数多の山に登っていた石塚氏が描いた登山漫画。この情報を知る前に『岳』を読んだ際に、山に対する限りない愛と敬意が伝わってきました。
ここまで「おれはこれを描きたいんだ!」とひしひしと伝わってくる漫画になかなか出会えません。
ストーリー運びがうまいわけでも、画力が高いわけでもありません(『孤高の人』の画力には到底及びません)。この漫画は、危険で過酷、死人がでることもザラという山という存在が、なんだかんだで好きなんだという三歩の、そして作者の情熱を楽しむ作品だと思います。
カテゴリー上は青年誌ですが、山にあこがれる少年たちにもおすすめできる良い作品です。
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[投稿:2013-05-15 23:51:24] [修正:2013-05-15 23:51:24]