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5.7点(レビュー数:10人)

作者佐々木倫子

原作綾辻行人

巻数2巻 (完結)

連載誌月刊IKKI:2005年~ / 小学館

更新時刻 2011-03-06 23:51:18

あらすじ まだ見ぬ祖父に会うため、生まれて初めて鉄道に乗車する沖縄の女子高生・雁ヶ谷空海。雪の北海道を行く特別急行〈幻夜〉で、彼女を待ち受ける運命とは…? 未曾有のタッグで贈る、至極の鉄道ミステリ。

備考 単行本は上下巻構成
IKKI編集部には鉄道マニアが多く、その影響は作品のストーリーや登場人物たちにもみられ、鉄道マニア達の興味を引きつけ話題となった。

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この漫画のレビュー

5点 ジブリ好き!さん

最驚コンビ…確かにw
でもどう考えても、佐々木さんの画はミステリに合ってないというか違和感感じちゃいますね。

綾辻行人は本格ミステリが専門です。通常のミステリ・推理物を期待すると、人によっては失敗するかもしれません。彼の著書「どんどん橋、落ちた」なんか読むと、本格ミステリとは何か、彼の目指すミステリがどんなものかがわかると思います。
しかしまぁ、綾辻さんの本領と言えば、ミステリ好きに「オススメのどんでん返しは?」と聞けば多くの人がその一つに挙げるであろう「十角館の殺人」でしょうか。
以降、館シリーズとして「○○館の殺人」を発表しているので、この漫画の題名を見たとき、綾辻さん側の作品かなぁと思いました。でも読んでみれば、佐々木テイストの方が濃いですね。後書きで綾辻さんも、漫画でこその作品として作った、と言っていますし。

カラーページもきれいで、決して悪くない作品なのですが、鉄道マニア(テツ)でない自分には、新鮮ながらも強い関心を引くものではなかったかな。

最後に自分の感想を。(未読で興味がある方はネタバレ注意)

下巻冒頭で明かされる汽車の謎に、おおーっ!
犯人については…ちょっと一人だけ雰囲気違い過ぎ(笑)。
でも犯行理由とかトリックは、綾辻さんだなぁ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-06 23:51:33] [修正:2011-03-06 23:51:33]

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