月館の殺人のレビュー
7点 gundam22vさん
漫画シナリオとして用意したことは踏まえつつも、有名推理小説家綾辻行人原作だけにしっかりした内容です(漫画専門の人にここまで出来るかと思えるほど唸らされる箇所も)。
鉄道での殺人事件を舞台に鉄道オタクをネタにしたコミカルなやりとりも楽しめました。この分野に向いているかは疑問ですが、ベテラン漫画家の技量は感じましたし、成功したコラボだと思います。
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[投稿:2018-10-07 14:12:18] [修正:2018-10-07 14:12:18] [このレビューのURL]
7点 朔太さん
3つの分野で満足を与える作品。
1番目は、佐々木倫子のギャグを楽しみたい方々への満足。
2番目は、テツの知識てんこ盛りへの満足。
3番目は、本格ミステリーの匂いを漂わせたドラマ性への満足。
原作者のあとがきによれば、佐々木倫子作品に合わせたミステリー脚本を用意した
ので、ノベライズする予定はない趣旨のことが記載されています。
要するに、1番目のテイストを重視した作品なのです。
そのような意味において、佐々木ワールドを堪能したい向きには、十分に満足
させられた作品と言わざるを得ません。
決して、本格ミステリーを期待してはいけません。解決の糸口も漫画風です。
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[投稿:2012-05-13 05:12:17] [修正:2012-05-13 05:14:09] [このレビューのURL]
4点 torinokidさん
佐々木氏の作品は総じて好きなんだけど、
これはなんか乗り切れないなあ。
なんか展開がかったるくって。
「まわりくどい!」ってのが正直な感想。
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[投稿:2011-03-15 18:54:29] [修正:2011-03-15 18:54:29] [このレビューのURL]
5点 ジブリ好き!さん
最驚コンビ…確かにw
でもどう考えても、佐々木さんの画はミステリに合ってないというか違和感感じちゃいますね。
綾辻行人は本格ミステリが専門です。通常のミステリ・推理物を期待すると、人によっては失敗するかもしれません。彼の著書「どんどん橋、落ちた」なんか読むと、本格ミステリとは何か、彼の目指すミステリがどんなものかがわかると思います。
しかしまぁ、綾辻さんの本領と言えば、ミステリ好きに「オススメのどんでん返しは?」と聞けば多くの人がその一つに挙げるであろう「十角館の殺人」でしょうか。
以降、館シリーズとして「○○館の殺人」を発表しているので、この漫画の題名を見たとき、綾辻さん側の作品かなぁと思いました。でも読んでみれば、佐々木テイストの方が濃いですね。後書きで綾辻さんも、漫画でこその作品として作った、と言っていますし。
カラーページもきれいで、決して悪くない作品なのですが、鉄道マニア(テツ)でない自分には、新鮮ながらも強い関心を引くものではなかったかな。
最後に自分の感想を。(未読で興味がある方はネタバレ注意)
下巻冒頭で明かされる汽車の謎に、おおーっ!
犯人については…ちょっと一人だけ雰囲気違い過ぎ(笑)。
でも犯行理由とかトリックは、綾辻さんだなぁ。
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[投稿:2011-03-06 23:51:33] [修正:2011-03-06 23:51:33] [このレビューのURL]
5点 臼井健士さん
まず、こちらの作品を読んだ事のない方に対して言わせていただくならば、
「動物のお医者さん」
「おたんこナース」
等の作品で知られる佐々木さんの絵は「殺人事件が起こるような作品」に対して全く似つかわしくないということ。
「絵」と「雰囲気」がミスマッチ。
さらに登場人物も「異常」。
所謂「テツ」(鉄道マニア)ばっかりとはいえ連続殺人事件が発生していながら、
呑気に鉄道談義で言い争うような人間ばかりで呆れかえる。
乗り込んだはずの列車が実は・・・・という展開と、冒頭の過去の死亡事件は主人公の過去かと思いきや・・・という展開には意外性は感じつつも、ラストは呆気なく、コミックスは上・下巻で高い!
と、原作の出来栄えは置いても「漫画化」が成功しているとは言い難い。
「並」の作品でしょう。
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[投稿:2010-11-27 11:23:18] [修正:2010-11-27 11:23:18] [このレビューのURL]
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