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6.33点(レビュー数:3人)

作者こせきこうじ

巻数14巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1991年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:41:22

あらすじ 野球が大好きだがド下手な山田太一は、少年時代から憧れたセントラル・リーグのお荷物球団・アストロズに入り、三原脩と優勝を目指す事を夢見る。そんな彼の闘志が、アストロズに奇跡を呼び起こす・・・。

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この漫画のレビュー

[ネタバレあり]

中日時代の落合、北別府、亀山、伊藤智仁などなど…90年代前半に活躍した往年の
プロ野球選手が実名で出ており、またちょうど少年ジャンプ黄金期と重なっていることも
あり、当時野球少年だった20〜30代の世代には幅広く読まれていると思われる作品。

内容は「努力・友情・勝利」三拍子そろったスポーツ(少年)漫画の王道的展開。
野球理論やキャラの過去エピソード、セリフに至るまでなど小難しくなりそうな箇所は
極力単純明快に描かれており、上でも書いたがまさに家で漫画読むより外で野球やるのが好きな
野球少年のためにあるような作品作りをしている。
そういう面では現在のジャンプ読者でも小学校低学年ぐらいの層までが抵抗なく
歓迎されるだろうが反面、理屈を受け入れてしまうそれ以上の年齢層にはキツイかな。

ただ熱い場面はしっかりと描かれてあり、キャラ達がよだれ鼻水垂らしながらも奮闘し、
勝利を勝ち取る姿は現在の少年誌のスマートかつカッコよさ、センス第一なスポーツ漫画を
読み慣れている人に新たな見方を提示してくれるかもしれない。主人公がピッチャーやりだした
辺りから少々パワーダウンした印象を受けたが、きっちり1シーズンで連載終了しているので
そこまでグダグダせず量的にもすっきり読める。

矢島の引退試合が個人的なベストシーン。
ベタなんだけどここだけはいつみても泣ける。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-07-04 00:15:07] [修正:2008-10-13 00:31:54]

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