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7点(レビュー数:19人)

作者さくらももこ

巻数17巻 (完結)

連載誌りぼん:1986年~ / 集英社

更新時刻 2011-04-16 01:20:14

あらすじ まる子と家族や友だちとの、ほのぼのとした日常生活を楽しく、面白く、時に切なく描き、心温まるストーリー。

備考 1990年から1992年まで第一期、1995年から第二期がそれぞれテレビアニメ化されている。2007年7月1日から中日新聞社系の誌面などの朝刊に4コマ漫画として毎号連載されている。

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この漫画のレビュー

9点 朔太さん

昭和を投影した原風景が背景にある漫画。
誰しも小学生の頃を思い出して、何とバカバカしい毎日
だったとか、なんであんなつまらないことにクラス中が
熱中していたのかとか、玉ねぎ頭のようなクラスメートが
いたりとか、ありますようね。
そんな想い出帳から沢山の友人と家族を引っ張り出して
きては、エピソード話を紡いでくれたちびまる子ちゃん。

爺さんも婆さんもいる実は三世代家族のちびまる子は、
決して孤独ではないのです。といって、自立心がない
訳ではなく、むしろ独特の感性で自分だけの生活を
楽しんでいます。

三世代家族は昭和の時代には典型的家族かと言えば、
そうではなかったと思いますが、むしろ団地族や核家族に
対して憧憬や懐かしさを与えていたのかもしれません。

さらには、作者の独特のクスぐりネタは、共感を呼ぶ
健全な小市民感覚のギャグだからこそ、長く支持されて
きたのでしょう。

アニメを通じて、サザエさんに肩を並べるくらいの
国民的お茶の間漫画の地位を勝ち得たと言えます。
いわば、名作です。
しかし、原点は原作初期にある小さな想い出話に
過ぎなかったことは、驚くべきことだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-10-23 22:43:01] [修正:2016-10-23 22:43:01]

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