ホーム > 青年漫画 > 週刊コミックバンチ > 裁判長!ここは懲役4年でどうすか

7.33点(レビュー数:3人)

作者松橋犬輔

原作北尾トロ

巻数13巻 (完結)

連載誌週刊コミックバンチ:2007年~ / 新潮社

更新時刻 2009-11-25 00:44:46

あらすじ 月に一度、東京・霞ヶ関の裁判所でエアコンのメンテナンスを行う平凡なサラリーマン北尾太郎。仕事中、耳にした会話をきっかけにふと裁判の傍聴に出向くと、そこには思いがけない「リアル」があった。被告の言動、最終的に下される判決―。大ベストセラー裁判傍聴記、待望のコミック化!

備考 同名のエッセイを漫画化した物。第2部「ぼくに死刑と言えるのか」に続く。

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この漫画のレビュー

7点 gundam22vさん

裁判傍聴漫画。傍聴マニアの原作者が印象に残った実話事件をトピックしているだけに見どころある事件が多いです。それを画力があって読みやすく、事件は実話なれど、傍聴仲間など周辺のキャラクター、細部の掘り下げなどは脚色して漫画として読ませるものになっています。随所に出て来る傍聴マニア視点からの司法事情や裁判知識は勉強になりますし、現実でもこんなドラマのような(それより斜め上行くかも)出来事があるのだと実感出来る意義もあります。

問題点としては序盤は一つの事件がやたら長かったり、傍聴マニア主人公のツッコミがやたら偏ってたりします。次第にその辺が改善されて、事件が多様な一話完結型になり(それでも性的犯罪がやたら多いが)、主人公のツッコミも穏当になって安定感が出てきますが、こういう異色漫画で最初転んだのは印象あまり良くないのは確かでしたね。全体としては司法関係漫画の中でも十分良作だったと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-06 18:21:24] [修正:2016-02-06 18:22:32]

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