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3.68点(レビュー数:170人)

作者久保帯人

巻数74巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:2002年~ / 集英社

更新時刻 2012-10-15 02:24:16

あらすじ ひょんな出来事から悪霊の退治者(死神)になってしまった高校生、黒崎一護と、朽木ルキアをはじめとする仲間達の活躍を描いた漫画。

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この漫画のレビュー

6点 FSSさん

[ネタバレあり]

過去作品から革命的な変化こそ遂げなかったが、良くも悪くも、「ドラゴンボール」「聖闘士星矢」「幽遊白書」などのジャンプ特有の王道バトル漫画の正統進化系であり、その伝統を最も色濃く受け継いでいる作品である事は間違いない。

特に旧来のチャンバラアクションを演出するビジュアル面や言葉遣いのセンスは高い。この辺のアクション演出のセンスやアイデアはやはり日本の漫画が群を抜いている。

連載の長期化により顕著になってきたインフレバトルに嫌気がさしている人が多いのも分かるが、この手の「強敵現る」→「修行して撃破」→「新たな強敵現る」→「真の能力覚醒」→「敵も覚醒」→「友情や愛のパワーで辛勝」みたいな王道バトル漫画はあっても良いし、インフレがあるからこそ燃えるという部分もあるだろう。そう言う見地で評価すれば、某巨大掲示板やAmazonのレビューで酷評されているほどひどい漫画ではない(事実、ソウルソサエティ編まではバトル漫画として十分に面白いし、各キャラの背景描写なども丁寧で、全体的にバランスが取れていたから、幼稚な私見を挟まずに総合的かつ客観的に評価すれば、いくら何でも2点以下はあり得ない)。

ただ問題が多いのも確かw。

すでに多くの人の指摘にもある通り、虚圏編に入ってから、そのインフレ展開にあまりにも説得力が無い事(特に主人公サイドの戦闘力)、虚圏編とソウルソサエティ編の設定の酷似、無駄な新キャラの量産によるダラダラとした時間稼ぎ(仮面の軍勢や十刃落ちなど)、旧キャラの使い方のバランスの悪さ(人気のある隊長になかなか活躍の場が与えられず、逆に今までも見せ場の多かったキャラ(石田、チャド、ルキア、恋次etc)を使い続ける)など、明らかに引き延ばしの弊害が作品の質を落としている。特に最近(単行本31〜33巻)のザエルアポロ戦やグリムジョー戦の露骨な引き延ばしによるダラダラとした展開は、さすがに看過出来ないものがある。

この虚圏編が終わったら潔く終了してくれる事を願うのみ。

ソウルソサエティ編までが8点、虚圏編が4点として、平均すれば6点辺りが一番妥当な評価でしょう。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-06 14:29:40] [修正:2008-04-06 14:29:40]

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