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6.73点(レビュー数:19人)

作者福本伸行

巻数5巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:2000年~ / 講談社

更新時刻 2012-08-21 12:48:14

あらすじ 殺人の罪を押しきせられた少年、涯は刑務所に入れられてしまうのだが、その刑務所の人間たちが異常な仕打ちをしてくる中で、涯は孤独な戦いを強いられる羽目に…。

「孤立せよ…
人間は…
世界が…
バラバラに…
バラバラになれと…
まかれた種だっ…!
孤立せよ…!」

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この漫画のレビュー

5点 でろりんさん

基本は脱走漫画ですが、福本先生が描きたかったのは
最後の涯のスピーチではないでしょうか
「人間なのに」から涯の意思が伝播する流れは迫力があった
ただ「孤立せよ!」の意味は私には理解できなかった

脱走にも迫力があるのはいいけど、ちょっと大人達がまぬけ過ぎますね
もの凄くバレそうな所に隠れても気づかれなかったり
あっさりビデオ奪われたり(金庫あるなら金庫だろ・・・)
何回か読み直す面白さがあるからこそ、駄目な点も目にいきがちになる
正直そんなに気になる所でもないけど、おかしい事はおかしい

個人的にどうしても残念なのが課長の澤井
彼は彼なりに彼等を真面目に教育しようとしていた
のにもかかわらず、平田自身の自白により涯の無実の罪が明白になった後も
平田の犬を続けてしまった点だ
この作品は打ち切りで終盤は急速に終わらせていたのは分かる、分かるが
これじゃあ3巻の「洗脳ではなく改心です」「どうも平田様は少し誤解なさっている様だ」になんの説得力もないし、かなりがっかりした

全5巻でよくまとまっていて最後まで勢いは衰えない
しかし荒い部分も目立つ作品だと私は思った

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 10:14:35] [修正:2011-09-19 10:14:35]

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