あらすじ
「人の命は平等に価値がない」
そう断言し、圧倒的な力を持つモン。
そしてモンに魅かれ力を望むトシの2人は特に意味もなく爆弾テロを起こし、一般市民を虐殺していく。
あまりにも生々しい虐殺シーンは被害者の「痛み」がそのまま伝わってくる。
やがてトシは警察に捕らえられる。
その後モンは完全武装し警察署を襲撃。
2人は人質を取ったものの警察署の周りは完全に包囲されている。
その状況で要求を聞かれたトシは3つの要求をする
1 人の命の重さと値段の国家の公式見解
2 人を殺してはいけない理由
3 世に棲む生けとし生けるものすべてが、自由に平和に、平等に、美しく、明るく、楽しく暮らせる幸福と善意と優しさと愛に満ちた世界
この漫画のレビュー
10点 Timさん
強烈なメッセージ性を持つ物語。
生殺与奪は誰が持つ権利なのか。それを持つと神となるのか。
残酷な描写は多いし、絵もアクが強いが、それを上回るストーリー。
連載中は、毎週大きなショックを受けていたのを思い出す。
ただ最後は編集部の方針が変わったのか、急にまとめてしまった感があった(編集長が変わり、ヤングサンデーの看板漫画が次々と終了した時期)。
ヒグマドンの存在意義など、もう少しじっくりと描いてほしかったのが残念。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-05-04 07:20:51] [修正:2008-05-04 07:20:51]