SUGARのレビュー
6点 朔太さん
天才ボクサーの誕生までを描く。
凡人にはたどり着けない孤高のボクサーの物語だ。
うーん、共感できないなあ。
新井英樹の作品はおおむね読んだが、順番を間違えてRINを先に
読んでしまったせいもあるが、違和感を感じた。
キーチの狂気のカリスマ性の演出に舌を巻いた感動はない。
天才スポーツマンなんだけれど、元々傍若無人ぶりで自分本位な
主人公でキーチと似通った設定でもあるのだが、相当異なったテイストだ。
我がまま自分本位だから、才に恵まれる訳ではないだろう?
天才と呼ばれて有頂天になって、狂気が宿ると言うのは中尾会長であって、
RINとも違う。
試合そのものも2試合と少なく、デビューで挫折して、2戦目で
怖気づくのは、天才とは距離がありそうな感じだ。
新井英樹氏の独特の狂気から、毒を抜いてボクシングが大好きな暴れる
子供のお話しという印象だ。
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[投稿:2024-01-16 17:20:58] [修正:2024-01-16 17:20:58] [このレビューのURL]
8点 punpeeさん
センスと才能に溢れたボクシング漫画。
スロースターターなのは相変わらずですが、才能の片鱗が見え始めてから最後までは、怒涛の面白さです。
天才の天才による天才語を理解・体現した天才の孤独で歪なボクシング半生。
初期の主人公と、才能覚醒後の主人公の人格があまりにも違うのが、唯一の違和感。
「おそらく早いよ 登りつめるの!」
「すべての罪の犯人はオレの才能だから」
「アメリカ 南米 オセアニアの連中 アジア アフリカ ヨーロッパな輩の
オレを追う努力の空しさを世界に見せつけちゃうのオレ!」
「なんだこれ?人柄の良さに才能の無さ付けた実演販売なの?「宛て先」どこの誰?」
「じゃあ伝えてよ!パンチも思いも少しは真面目にやれってさ オレの様な繊細な人間には届かねえんだよ ってな」
セリフのセンスが最早、異次元です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-07-31 20:09:24] [修正:2017-07-31 20:09:24] [このレビューのURL]
7点 pazzoさん
ハチャメチャなマンガ。
とにかくキャラクターが破天荒。まともな人があまり出てこない。
漫画的な予定調和を嫌う展開で、天才リンの生き様を描く。
しかしアクの強いマンガである。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-05-05 04:08:50] [修正:2014-05-05 04:08:50] [このレビューのURL]
8点 polojoさん
新井英樹流スポーツマンガ
作品としての完成度は新井作品の中で間違いなくトップ。
あらすじはお調子者の石川凛がボクシングの世界でその天才的才能を
いかんなく発揮する作品。
この作品に限らず新井英樹の作品は「スポーツマンガ」「学園マンガ」といった分類分けが非常にしにくい作品が多い。それは作品の主人公の人生すべてを書きだそうとするからだと思う。
例えばこのシュガーにいたっては、凛の上京までのエピソード、料亭での生活、恋愛や周りの人たちとの交流を書き出しているので、肝心のボクシングの練習や試合をしている場面は他のボクシングマンガと比べて、驚くほど少ない。
つまりこのマンガは、石川凛という「天才観察物語」なのである。
「ボクシングの天才の仕事風景は?周りとのコミュニケーションは?幼馴染との恋模様は?」ということをこれでもかというぐらい綿密に描き出している。もちろん、ボクシングなどのアクションシーンの迫力は素晴らしい。こちらの痛覚さえも刺激しているのではと思ってしまうほどだ。
新井英樹の癖のある絵と、セリフという壁をクリアできたら間違いなくはまれる作品だと思う。
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[投稿:2013-05-11 23:45:40] [修正:2013-05-11 23:45:40] [このレビューのURL]
5点 ぴかちゅうさん
他の新井作品とはちょっと違います。
主人公が毎回キチガイというのには変わりませんが^^
天才ゆえの常人離れしたところが見ていて気持ちいいです。
ただ努力型スポーツマンガとは対極にあるまんがで
かなり人を選ぶ漫画だと思います^^
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-03-18 16:57:23] [修正:2013-03-18 16:57:23] [このレビューのURL]
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