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3点(レビュー数:8人)

作者宮島礼吏

原作元麻布ファクトリー 構成協力:高橋ヒサシ

巻数29巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:2010年~ / 講談社

更新時刻 2012-04-15 21:34:13

あらすじ アイドルに関心のない女顔の高校生、浦山実。彼はクラスメイトの吉永寛子に想いを寄せていた。そんなある日、寛子は人気アイドルグループ「AKB48」に加入するべくオーディションを受ける事を決意する。それを聞いた実は彼女をサポートしたいと考え、女装して「浦川みのり」と名乗り、寛子と共にAKB48のオーディションを受けたのだが、なんと実は寛子と共に合格してしまったのであった! そしてここから彼の「浦川みのり」としての奇妙なアイドル生活が始まるのであった!!

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この漫画のレビュー

5点 bkさん

男子高校生が女装してAKB48の候補生になって奮闘する漫画。

自分はAKBのことはまったく知らないのだが、
この漫画を読んでいて思うのは「これって多分、AKBである意味があまりないんじゃないかなー」
ということ。
オリジナルキャラであろう候補生の子にスポットが当てられていて、
実在するAKBの正規メンバー(という言い方でいいのかな?)は、
顔見せ&魅力あふれる先輩として、まあそれなりに登場します、という感じなので。
(どれが実在人物なのかあんまりわかってないので間違いもあるかもしれません、すみません)

シナリオとしてはベタというかありきたりというか、
皆が努力してチケット売れました、観客の心を動かしました、
これからも正規メンバーになるために皆頑張ろうね、という感じ。
良くもなく悪くもなく、読者次第でどっちにベクトルが行くかな、という微妙なところ。
女装してるのにほとんどバレないのは、漫画のお約束というかありがち設定といったところで
別に自分はさほど気にならなかった。


まあ、こういう漫画は作るのが難しいよねえ、と思う。作者さんの苦労がしのばれる。
実在の人物、しかもアイドルにスポットを当てるとなると、熱狂的なファンがいるため
実在の人物の描写は、どうしても当たり障りないことしか描けないんじゃないかな、と。
仮にその人を茶化すようなシーンでも入れようものなら、どこかしらから、非難が来るだろうから。
ビジュアルで似せようにも、特徴をとらえれば「○○はこんな可愛くないわけない」って言われるだろうし、
そうなると必然的に没個性化することになる。
多分、そういうこともあって、オリジナルキャラクターメインの話にしているのだろう。
しかし、そうすると、何のためにAKB出してるんだ、AKBの威を借りただけの詐欺だと批判される。
さじ加減が本当に難しいところだ。

レポ漫画でもないストーリー漫画で
それなりにまとまった話を展開できているのだから、良くやっている方だと、個人的には評価したい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-16 23:02:08] [修正:2012-06-08 23:09:51]

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