あらすじ ロイズの保険調査員(オプ)である平賀・キートン・太一は、元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官であり、また、オックスフォード大学を卒業した考古学者でもあるという複雑な出自を持つ日本人(父太平は動物学者)とイギリス人のハーフ。本人は内心、考古学の道を進みたく思っているが、過去の経歴の優秀さからいろいろな調査依頼が舞い込んでくる。冷戦前後の社会情勢、考古学、そしてキートンをめぐる人々のドラマが絡み合った秀作である。(Wikipediaより)
備考 余談だが、原作者の勝鹿北星はほとんどこの作品に関わっておらず、ストーリーはほとんど浦沢直樹と長崎尚志が考えていた。なお、この作品は長らく絶版となっていたが、2011年から完全版の刊行が開始された。
この漫画のレビュー
6点 いーらびさん
『シャーロック・ホームズ』のように、
これは小説として読んだ方が、格段に面白い。
というのも、原作の出来が秀逸な割に、漫画の視覚的面白さが足りない。
はっきり言って、この作品に絵はいらない。
各々の想像力で自由に世界を構築していく方が、数倍は楽しめるだろう。
表情も動きも運びも単調で退屈。
これでは漫画として表現したことが無意味。
考古学や、外国(主にヨーロッパ)の文化的価値観など、目新しい話題が豊富なところや、
ウィットに富んだ人間同士のやり取りが、簡潔で素晴らしいだけに非常に残念。
個人的には終始物足りなさを感じた。
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[投稿:2010-09-22 19:12:27] [修正:2010-09-22 19:12:27]