ホーム > 少年漫画 > 週刊少年マガジン > 哲也-雀聖と呼ばれた男

5.35点(レビュー数:17人)

作者星野泰視

原作さいふうめい

巻数41巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1997年~ / 講談社

更新時刻 2011-12-05 03:23:24

あらすじ 時代は戦後復興期の日本。主人公哲也の麻雀打ち物語。

備考 主人公は実在した作家、阿佐田哲也(色川武大)がモデル。この漫画は、実話をもとに『麻雀放浪記』・『ドサ健ばくち地獄』といった阿佐田哲也の著書を参考し、再構成したものである。そのため著書に登場するキャラクターも数多く登場する。

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この漫画のレビュー

7点 朔太さん

麻雀漫画と分類されているようですが、麻雀の手役の進め方を
説明した場面は一度もありません。麻雀に名を借りた賭博
漫画というか、イカサマ手口で勝負する玄人(バイニン)
商売の世界を紹介しているにすぎません。

戦後の混乱期を背景に、喰うか喰われるか、生き延びるか
落ちるか、の命の賭け方も本人次第であって、誰にとっても
賭博人生だったようです。
様々なイカサマ手口を編み出した玄人が、哲也の前に次々に
現れては敗れていきます。その異様さや特異さは少年誌には
相性が良く、長期連載になった理由の一つでしょう。

警察にとって治外法権である寺の中で、絶対負けない秘策を
持つ僧侶、警察権力を背景に負けを強要する刑事、牌に
気付かない目印を付ける玄人、美人玄人等、個性的な好敵手が
次々に現れて、バトルが繰り返されていくわけです。

青年誌のような大人の臭いをちょっと嗅がせて、
少年誌では見せにくい世界を、程良い異様さで別世界の
ような演出させていることで成功しています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-10-05 05:18:21] [修正:2016-10-05 05:18:21]

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