ホーム > 不明 > 描き下ろし > 織田信長

7点(レビュー数:1人)

作者横山光輝

原作山岡荘八

巻数6巻 (完結)

連載誌描き下ろし:1985年~ / 講談社

更新時刻 2012-01-21 22:57:30

あらすじ 応仁の乱から70数年、群雄割拠の戦国乱世、ここ尾張に1人の革命児が育っていた。藁(わら)で束ねた茶筅髪(ちゃせんがみ)に縄の帯、毛ずね丸出しで荒馬を駆る吉法師の織田家でも、骨肉相食(こつにくあいは)む内紛が繰り返されていた。美濃の蝮(まむし)・道三の娘濃姫を正室に迎えても、うつけ振りは改まらない。天文20年(1551)の父信秀の葬儀では香を位牌に叩きつけ、信長廃嫡(はいちゃく)の動きは激化。そんな中、師傅(しふ)・平手政秀の諫死(かんし)に遭う。尾張のうつけで終わるか、天下を取るか、波瀾の生涯のスタート。

備考 同名の歴史小説を漫画化した物。

シェア
Check

この漫画のレビュー

7点 臼井健士さん

山岡荘八原作の小説を横山光輝先生が漫画化。

織田信長は日本史上でも1・2を争う英雄であるはず。
が、なぜか未だ「織田信長漫画の決定版」というような作品は出てきてない。
というか、織田信長漫画の数自体もあまりないような・・・・・。

そんな中でこの作品が現在まで版を重ねていることが定番というような証かもしれない。
が・・・やはり信長の生涯を表現するのに全4巻は短すぎます。
ひとつひとつのエピソードが短いし、大河ドラマの「総集編」的なイメージがする。

「主人公」なためか、信長も他の横山作品に出てくる信長より若々しく描かれています。
でもそれが逆に違和感を感じる部分でもあります。
他の横山作品では合理主義者が前面に出されているのに、この作品では「情に厚い親分肌」の面が強調されている。

コンパクトに信長の生涯を知るには良作ですが、やはりまだ「信長漫画の決定版」は登場していませんね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-21 22:59:56] [修正:2012-01-21 22:59:56]

織田信長と同じ作者の漫画

  • 三国志

    総合点:7.55点

    レビュー数:36人

  • 項羽と劉邦

    総合点:6.8点

    レビュー数:5人

  • 史記

    総合点:5.75点

    レビュー数:4人

横山光輝の情報をもっと見る

同年代の漫画

描き下ろしの情報をもっと見る