この漫画のレビュー
10点 さぶさぶさん
バスケ漫画。そのカテゴライズにおいてこれ以上に有名な物は存在しないだろう。
当時小学生だった私が、高校という存在を人外魔境の地であると錯覚したのも無理はない。
登場人物すべてが日本人離れした骨格だ。
初期こそ、絵が拙いがそれを勢いでカバーしており、中期以降は安定しながらも無類の迫力を持つ絵柄で私たちを魅了した。
当時学生だった男子には、この作品でバスケを知り、レイアップに挑戦してその難しさに驚愕したものも数多くいるに違いない。
――そして私もその一人だった。
スピード感と重量感を兼ね備えたそのタッチ。
静かである筈の自分の耳に響く彼らへの歓声。
当時連載していたものを追っていた、というだけの人にはもう一度。
読んだことがないという人には良い物を。
既に持っている人は探してみて。
ともに、あの数秒を共有しよう。
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[投稿:2011-02-20 18:13:08] [修正:2011-02-20 18:13:31]