ホーム > 少年漫画 > 週刊少年ジャンプ > I”s <アイズ>

6.26点(レビュー数:46人)

作者桂正和

巻数15巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1997年~ / 集英社

更新時刻 2011-01-12 13:01:12

あらすじ 瀬戸一貴は高校2年生。密かに恋心を抱くクラスメイトの葦月伊織と新入生歓迎パーティの実行委員に選ばれ、二人は急接近かと思いきや、自分の部屋に初めて伊織を招いた一貴の前にかつての幼馴染のいつきが
現れて・・・。
一貴、伊織、いつき、そしてその他の"I"達を巡るラブストーリー。

備考 02年に製作されたはOVA版「フロムアイズ」その出来の悪さからファンからは黒歴史化されている。
05年には新たなるOVA版「I''s Pure」が発売。
更に同時期に完全版が全12巻で発売された。

シェア
Check

この漫画のレビュー

1点 佐々木裕健さん

私には完全に受け付けられない漫画。


主人公の優柔不断具合や、葛藤の描写にリアルさがあるのは認められる。ダメ男の無限循環のような思考をここまで描写できるのは稀有であることは理解できる。

しかし、こんなダメ男が明らかに不釣合いなくらいの女性と恋愛できてしまえるということ、その点が、私の感じてきた「リアル」「現実」とはあまりにかけ離れていて、これをもってして「リアルな恋愛」「感動できる純愛」とはどうしてもならないのである。


「それじゃあ、ラブひなはどうなる?」と言われれば、あれは根本的にフィクションであり、ファンタジーであり、リアルでもなんでもないことは誰が見ても分かる。世界を構成する土台が大嘘なのだから、嘘みたいなハーレムも許容される。

しかし『アイズ』の場合、ダメ男のダメ思考、ダメ行動を嫌と言うほどリアルに描いておきながら、肝心のところで突然聖人になって(「この誘惑に打ち勝てるのなら、何で今までバカな行動ばかりしてきたの?今までの葛藤は何?」と感じてしまう)、純愛になってしまうところに、物語の自然な流れを妨げ、偽善的、ご都合主義にしようとする意図の臭さを感じてしまうのだ。

もう少し主人公がしっかりした人だったら、こうは思わなかっただろう。


と、ここまで言っても、理解できない人には理解できない話だと思うので、こんな見方をする奴もいるんだなあ、くらいに思っていてください。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-06-12 17:02:35] [修正:2007-06-12 17:02:35]

I”s <アイズ>と同じ作者の漫画

桂正和の情報をもっと見る

同年代の漫画

  • ONE PIECE

    総合点:6.25点

    レビュー数:312人

  • HUNTER×HUNTER

    総合点:7.97点

    レビュー数:255人

  • 封神演義

    総合点:7.13点

    レビュー数:59人

  • ROOKIES

    総合点:6.85点

    レビュー数:48人

  • 幕張

    総合点:5.78点

    レビュー数:42人

週刊少年ジャンプの情報をもっと見る